ココスのレース戦略2:コース上をシミュレーションする
スタートからゴールまでは点々とブイが設置されているのが、実際に泳いで見るとなかなかそれが見つけられない。スイマーの目線が低いためにチョッピ-な波の中で泳いでいるとなかなか見つけられないのでみえなくてもあまり気にせずひたすら泳ぎ続けること。その際に目標を決めて泳がないとコースを逸脱する。1000m~2000mくらいの広い海水域で選手がバラケだしいろんな方向に散らばってゆく。孤独な時間帯だ。監視船にのってみいるとゴールにむかって左端と右端の選手は実に300mくらいの広がりを見せるのだ。選手自身はまっすぐ泳いでいるのだが実際にはそれだけのひろがりが生じている。ここがガマンのしどころ。
スタート直後の先頭集団
スタート直後の2番手集団・前方確認しながら進む
前方の山の頂を目指して一歩一歩というか一泳・一泳
泳いでいると見にくいが実際はこれだけブイが設置されている
この間の1000mくらいを曲がらずになるべく最短距離をねらって泳げるかがタイム短縮のキーポイントなのだ。プールでも1000mを連続して泳げば20分~30分かかるのだ。辛抱強くひたすら自分のストロークに集中して泳ぐ。このあたりはかなりチョッピー(チャピチャピシタした小さなウエーブが間断なくあなたに押し寄せる)な波が悩ませるのでここは両側呼吸で乗り越える(呼吸を変えることによって水をのまない・方向性を確認する)。
一人で泳ぐ孤独な瞬間・ガマン比べ・自分との闘い
中間点付近・ここからギアをチェンジして後半戦の戦いへ
周りにスイマーガ見えなくても決してパニックにならないこと。必ずあなたの周りには多くのスイマーが一緒に苦しみながら泳いでいるのだから。こんなときに楽観的な人は得する。“自分の好きな人を思い浮かべ”「いまグアムでがんばっているよ~・愛しているよ~などと自分を励ましたり」“そんじゃ1曲歌ってみるかー”と自分に叫んでハミングしながら泳げるのだ。これ非常に重要なこと。誰もがつらい箇所なのだが、それをつらいと感じずに楽しさに変換して泳げる人はこの地点をなんなく乗り越える。
悲観的なひとはつい“え~一人になっちゃったと~”“さみしいよ~こわいよ~”“誰か助けて~”となってしまう。誰も助けてはくれませんよー。あなたのチカラで前に進むしか道はなし。泣いているひまはないのだ。ゴールしてから思いっきり泣けばいい。いまはしっかりと自分を奮い起こして頑張るしかない。大丈夫・そのためにいっぱい練習してきたのだから。あなたならデキル。ここは立ち泳ぎでもしながらじっくりと周りを観察し・ゴール地点を見極め・最短距離をとることに専念してまた泳ぎだそう。
コースを監視するグアム海上警察
しっかりとスイマーの泳ぎをチェックするガードの目は厳しい
ゴール付近:ラストスパートだ
ゴールが見えてきたら、いよいよためておいたチカラを振り絞りラストスパートだ。かといっても200m~300mの距離をダッシュすることは無理。ここはしっかりと自分のストロークに再度集中してリズム・リズム。まもなく感激のゴールだ。
ゴールのバナーを見据えてラストスパートだ。
ラストはキックをしっかりと打ってピッチをあげよう
感激のゴールだ!:やったぞ~
ゴールはスロープになっており非常に滑りやすいので注意してね!!ボランテイアスタッフのアシストを受けてもよし、しっかりと足をつけてスロープを登る。(1時間以上も泳いですぐに起き上がろうとすると平衡感覚が鈍っているのでついふらふらしたり、倒れたりするのでゆっくりと起き上がり一歩一歩進んでゆくこと。
ゴールのタイム確定地点で現地スタッフの確認をうけてそのまま進み着順を確定する。そして公園内ではボランテイアスタッフがドリンクや飲食をサービスしているのでその場所に進んで補給するといい。
ゴール地点のメリソハーバーでボランテイアが待ち受ける
スロープを登ってゴールだ!
感激の笑顔1
母子でのゴ~ル
ゴールのVサイン
達成感でいっぱい
ココス記念写真
レース後の飲み会がたまりませんね・乾杯~・チェアー
今年もあなたの活躍を期待している!!