プールで出来るOWSドリル | shino-1のブログ

プールで出来るOWSドリル

“OWSのプールトレーニングドリル“

『プールで楽しみながら出来るドリル」について解説します。実際に海に行ってトレーニングをすることは難しいと思いますので、通常のプールトレーニングの中でオープンウオーター用に楽しみながらできる「練習ドリル」をいくつかご案内しましょう。プールでのドリルとなるとまだまだ日本にはトレーニングの具体的な方法を示したテキストが見当たりません。この点ではやはりアメリカなどのほうが歴史も長い分だけ進んでいるようです。ここではそのようなトレーニングドリルを公開しましょう。

以下のドリルは2~5人一組(同程度の泳力を有する者)を基準として組まれています。これらのドリルは一人でやれるわけではなくチームワークが重要です。スイマー同士が互いに気を使いながらトレーニングをやってゆきましょう。

①:“キャッチアップ” “Catch-up

キャッチアップドリルをおこなう場合には、まず泳力が同程度のスイマーが2人一組になってください。互いに一人づつプールの反対側に並び入水してください。コーチ又は仲間の合図で両端から同時にスタート(決して飛び込まない・オープンウオーターはフットファーストと言って必ず足から入水するクセをつけよう)し、時計と反対周り(右側通行)でどちらかが追いつくまで泳ぎ続けていただきます。追いついた時点で終了し、合計何m泳いだかを確認する。

これは「オープンウオーターではいっせいスタートとなり、泳力や年令の異なるスイマーが同時にスタートするのでつい自分のペースを失いがちになる。そんなときに必ず自分と同程度の泳力を持ったスイマーを見つけて、安定したペースで泳ぐこと。そして相手とのかけひきで自分がスピードを上げてその競争相手を抜き去る間隔を身につけること」を目的とするものである。レース感覚を養うにはいいトレーニングとなる。

その後に1~2分間の休憩をはさんで第二ラウンドに入る。これを15分程度繰り返す。最終的に勝敗がどうなったかを確認して終了となる。より楽しむには罰ゲーム等を組み込むのもいいかも。

USMS Long Distance Swimming Manualより一部引用