スイムの効率性 | shino-1のブログ

スイムの効率性

Play Swim Golf

スイムの効率性についていろんな議論が交わされますが、アンスコムの沖縄でのスイムレースで毎回おなじみの沖縄ドルフィンクラブ(米軍基地内のクラブ)のコーチをしているマット・ルーバスさんがこの効率性に関してヒントを与えていますのでご紹介します。

“ゴルフプレーをしよう”

このシンプルなスイミングドリルをおこなうことによってテクニックを向上させ、効率性を高めそして自分のペースを確立できるのである。

それは;

(1) 泳ぐ距離をきめ、その距離でリピートセットをおこなう。【例】50mx9本を1分サークルで

(2) あらかじめ目標値を定めておく。【例】ストローク数を32回+タイム40秒 パー72ときめる

(3) 実際にリピートセットを行ってみて、あなたのストローク数をカウントしてみてください(例)50mであなたは何回ストロークをおこなったか

(4)  1本づつのタイムをノートに書く

(5) そして毎回のストローク数とタイムを合計した数を算出してください【例】36ストローク+46秒=82

(6)  これを実際のゴルフにたとえてフロントナイン(9本の合計数)の結果を1本づつ確認する。例:

1本目:ストローク数34+タイム43秒=スコア77(パー72なので5オーバー)

2本目:ストローク数36+タイム44秒=スコア80

3本目:ストロー数34+タイム45秒=スコア79

4本目:ストローク数37+タイム41秒=スコア78

5本目:ストローク数38+タイム42秒=スコア80

6本目:ストローク数36+タイム43秒=スコア79

7本目:ストローク数38+タイム42秒=スコア80

8本目:ストローク数35+タイム44秒=スコア79

9本目:ストローク数36+タイム42秒=スコア78

 

この結果を見て、次にいろいろのパターンを試してみて;

ピッチをあげての結果(ストローク数が上がったが合計はどうだったか)

ストローク数を出来るだけ減らしてタイムがどうなったか(合計は)

その中で自分のペースとは何ストロークで何秒が泳ぐのがベストなのかを知る。

これらを毎回ノートに記入して比較してみる。

そしてレストタイムを増やした場合にはどうなのか?(1分10秒サークルの場合)

あるいは55秒サークルで行った場合にはどう変化するのか?

 

などをいろいろ試してみてください。要は常にストローク数を知り、タイムを知ってそれらを合計した数が現在のあなたの泳力だということです。

ゲーム感覚でゴルフプレーに例えて楽しみながらおこなってください。

特にオープンウオーターではできるだけ少ないストローク数でいいタイムを安定して出す効率性が問われます。“デスタンス・パー・ストローク”を考慮し、ヒトかきの距離を伸ばしてできるだけストローク数を減らしても同じタイムあるいはもっといいタイムをだせるようにトレーニングを行ってください。

そうすることによってストロークの効率性が向上し、ロングデイスタンスではより安定してあなたのペースを確立することにつながるのです。

 

参考:Matt Rubbers “Stroke Efficiency by swimming .com”