オープンウオータースイムをはじめる方々に

海辺や川辺でトレーニングする際にその海辺や周辺を観察する事が大事といえます。周辺を少し歩いて海岸線がどう変化しているかを見てみましょう。また泳いでいるときに目印となるような物を探してみましょう。
次に水の状態を調べてください。水中などにロープやゴミがないか、貴方の気分を半減させるような障害物はないか調べてみましょう。
第7章 水に慣れる
水の温度は毎回異なり、泳ぐ人にいろいろな影響を与えます。その水の温度の影響を受けることを防ぐにはいくつかの方法があります。その一つとしてスイムキャップをかぶること。スイムキャップを着用する事によって約20%体温の消費が防げます。次に耳栓をすることがあります。これによって頭の温度が下がらないようにします。そしてグリース、これはチャフリングと呼ばれる皮膚づれがおきないように防止することと同時に保温効果もあります。グリースはいろいろ試したうえで自分の皮膚に合った物を使用すると良いでしょう。
入水の際にはゆっくりと時間をかけて水に入ってください。そして水の中を歩くことから始めてください。その時に手で水しぶきをあげながら顔を濡らすこと。身体が水に慣れたら今度は水の中で飛んだり跳ねたり徐々に身体全体を濡らしてゆきます。もし、これらの動作を行っても、まだ水に慣れないと感じたときは再度同じ動作を繰り返してください。
始めてオープンウオーターでトレーニングを行うときは5-10分程度のスイムで終了するようにしてください。そして徐々に泳ぐ距離・分数を増やしていってください。水から出た後は速やかに水着・スイムキャップ・ゴーグルなどを脱ぎ、温かい物を飲むように心がけることが重要です。
参考:THE FIT SWIMMER BY MARIANNE BREMS
ADVANCED SWIMMING BY DAVID TOHMAS
USMS LONG DISTANCE SWIMMING MANUAL