オープンウオーターのフリースタイル
オープンウオーターでのフリースタイルは以下の3つの目的を持つ。
(1)スピード
Speed
(2)効率性
Efficiency
(3)耐久性(持続性)Endurance
(1)スピードについて
まず自分のストローク数を知ることが重要です。1分間でどれくらいストロークをするのかを確認してみて。プール競技などでのスイムと違い、オープンウオーターでは距離を長く泳がなくてはならないので200mや400mのピッチで泳ぐことは無理です。理想は1500mをプールで泳ぐときのストローク数で継続できることがいいと思いますが、各スイマーによってストローク数が異なるので自分のプールでの泳ぎにおいて自分のストロー数をカウントし、そのペースがどれくらいなのかを確認することから始めてください。平均では1分間で40~70ストロークが妥当です。(海などでは波などの条件によって異なるし、泳力や男女差などによって異なります)
(2)効率性では
いかにエネルギーの消費を抑えて泳げるかが勝負。そのためには
※5つの要素があるのでそれらを考慮すること。
■効率的なストロークをおこなうための5つの要素
(1)ボデイポジション Body Position
(2)ボデイロール Body Roll
(3)アームプル Arm Pull
(4)キック Kick
(5)呼吸パターン Breathing Patterns
(3)耐久性(持続性)をつけるには
個人の身体的能力にもよるが、やはり連続して長い距離を泳ぐ能力を養成すること。と同時に同じペースをくずさずにそれだけ長時間そのペースが持続できるかを身につけること。
これには定期的に目標を決めて練習をすることが条件となります。
その練習は
①
連続泳:たとえば3kmのレースに出場するならば約15%増し(オープンウオーターではあらかじめ接待された距離よりも平均で15%以上は多く泳ぐことになる)の距離を連続して泳げるかをトライして自信をつけて下さい。※これははじめてレースに出場する人は精神的にも体力的にも重要です。
②
ペースの確立:自分のレベルに応じて200m。400m。800mの距離を設定して自分のペースが一定になるようなレペテイショントレーニングをおこなうこと。以上を理解してオフシーズンに十分なトレーニングを積んでください。
Open Water Swimming by Penny Lee Deanから引用(抜粋)