インターバルトレーニングについて
ここにサンプルケースとして以下のインターバルトレーニング及びメニュー例をご紹介します。これらはあくまでペースクロックをうまく活用してトレーニングをするという考えをもとにご紹介するものです。それぞれのチームのレベルや年齢にあわせてそれぞれのメニューを工夫してトレーニングされることをお勧めします。
初心者へのアドバイス:

初・中級者にとってごくシンプルでわかりやすいのが;以下の4つの例である。
■例1:Straight Setストレートセット
50mx10 on 1:00 (1分サークルで50mを10本おこなう)
このセット練習の意味:10はその本数を言い、50mは泳ぐ距離のこと、そして1:00とはインターバル時間(スイム+レスト)を指す。要は50mのスイムを連続して、10本すべて1分サークルで泳ぐということ。これをストレートセット(Straight Set)と言う。これが最も基本的なインターバルトレーニングであるストレートセットです。
一定の時間内に一定の距離を繰り返し泳ぐ練習で具体的には50mスイムを合計10本、毎回ペースクロックの最上部、即ち60又は0からスタートして泳ぐこと。例えば45秒で毎回泳げれば毎回15秒のレストがあることになります。
■例2:Mixed Rest Setミックスレストセット
200mx4 with :30
Rest(200mを4本それぞれ30秒レストでおこなう)
これはレストセットと呼ばれ、200mを4本連続して泳ぎ、それぞれのスイムの間に30秒のレストを入れること。スピードのいかんに係わらず、すべて200mのスイムを1本終了後に30秒のレストをとって、再びスイムを行い、それを合計4本繰り返す。その場合にはグループ練習する場合などは、それぞれのスタートしてゆく時間が異なること。要は自分の泳いだスイムタイムの30秒後にスタートし、4本をセットとすること。
■例3:Timed Swims タイムドスイム T-10
特にグループ練習などで速さを計測するタイムではなく、一定の時間内で泳いだ距離をそれぞれが評価するワークアウトで、この場合は10分間のスイムで何m泳げたかという練習です。よくウオームアップなどでやるのだがそれぞれのレベルのスイマーが自分なりのスピードで連続して10分間を泳ぎ続けること。逆な言い方をすれば自分の泳力をタイムで測るのではなく、距離で測ることで現在の泳力を客観評価できる。
■例4:4 x 5:00
swims with 1:00 Rest
これはタイムドスイムの変形であるが、5分間スイムを4本行い、それぞれの間に1分間のレストをいれてそれぞれの距離を確認する練習である。最初のうちはスイマー一人ひとりが1本づつ、泳ぐ距離が異なり安定しないが、次第に慣れてくると一定した距離をこなせるようになる。イーブンペースの練習にはいい。特にスイマーの泳力によって泳いだ距離が大きく異なるので、その差を距離で測るというのはOWSスイマーにとっては他のスイマーとの比較基準として参考になる。
この時期は徹底的な泳ぎ込みをしてもらいたい。Go for it !!