「私ってダメですよね」って言ってる人に
「うん、そうだね」と言ってみると
「なんでそんなこと言うんですか!!!」ってキレるか
「やっぱりそうですよね…」って泣くか落ち込むか
「あなたに私の気持ちなんてわからない!!!」って怒るか
だいたい、こんな反応が返ってくる。
被害者意識の強い人は
「全部わたしのせいなんです」と言う。
被害者意識のとことん強い人は
「私が悪いんだよね」とすぐ、言う。
でも
本心ではそんなこと
かけらも思っていない。
ひとつも思ってない。
とことん思ってない。
ビビるほど思ってない。
被害者って
被害者でいることで、案に相手を責めているのだ。
被害者が存在する世界には
加害者が存在する。
わたしは、被害者ですって立ち位置を取って
弱さをアピールするように見せかけて
実は、強さをアピールしている。
あなた本当は、ものすごくタフだし神経太いと思うよ。
実は被害者意識の高い人は
自己評価がとっても高い。
「そうすれば愛される」と思ってる時点で
めっちゃ自己評価高い。
私は大事にされて当然だと、思っている。
「ほら、私は被害者なんだか優しくしてー」って
「ほら、私はいつだって辛いんだから大切にしてー」
優しくしてほしいなら
大切にしてほしいなら
その、間に「被害者意識」挟まずに
ただ、「優しくして」「大切にして」って言えばいいだけ。
でも、言えない。
言ったら嫌われる。
言ったらバカにされる。
言ったらうざいと思われる。
言ったらガッカリされる。
言ったら恥ずかしい。
だから
傷つかないように
自分を守るために
「自分は被害者だ」という演技をして
人の気を引こうとしている。
でもね。
いい加減、その芝居はみんな、見飽きてるんだな。
あなたが悲劇のヒロインで、大変で、どうしようもなくて、辛くて、悲しくて、誰からも助けを得られないと思っているのは、あなたの自由。
でもみんな、そこにとどまり続けるドラマはもう、お腹いっぱいなんだ。
だから誰もあなたを慰めてくれない。
慰めてくれるのは、同じような被害者意識のある人だけだから。
だいたい
「私ってダメですよね」って言ってる人って
ものすごく余裕あるなと思う。
「あー、私ってまだまだだな」とは思う時はあるけれど
「私ってダメだよね」って言ってる暇は、私にはない(笑)。
ダメかどうかを判断したり
ダメかどうかを他人の評価に委ねてる暇があるなら
もっと、他のことにエネルギー使ったほうがいい。
被害者意識の強い人たちは
きっと「時間は無限にある」と漠然と思ってると思う。
時間は、有限だ。
そう気づいてる人は「私ってダメですよね」とか言ってる前に行動する。
「被害者意識」の強い人は
自分の手で世界を創ってる実感がないんだと思う。
「自分の手でこれを選んでいる」という実感がマジで足りないんだと思う。
何かに流されているっぽい人生を
なんとなく過ごしてる。
嫌だけどこういういいところもあるから…って
ごまかして生きている。
本当はそうじゃないって、わかってるでしょ?
被害者でいて
相手を責めたり
被害者でいて
欲しい言葉をもらって安心することより
もっともっと、やることがある。
できることがある。
やりたいことがあるはず。
そこに向き合う勇気と
被害者意識を引き換えにした
陳腐な舞台からは
今日限りで、降りよう。