大きな変化は、料理への想いを再確認したこと。
おはようございます!
店を辞めてから自炊してないと、前にブログに書いたことがあるんだけどね。
なんで料理への想いが綺麗さっぱりなくなってしまったのか、自分に問う事が一度もなかったのであります。
で、問うてみた。
結論から言うと
「やりたいことで稼ごうとしたから」
ほーら、わかりやすいでしょ(笑)。
私の場合
バリバリのOLをやってたお仕事モードの時に
いきなり店をやれることになってしまい
(父が急に出資すると言い出した)
料理への想いが薄れかけていたところの
一気に引き戻されての、カフェ開業。
想いだけ、やり方なんて考えてなかったから
焦りまくった!
もうね、はっきり言ってフラッフラだよ!!!(笑)
今思うと、笑ってしまうくらいフラフラ。
だから不安で眠れなくて怖くてどうしようもなくて、夜中に飛び起きたりしてた。
そりゃそうだよね。
目的やどうなりたいかも曖昧のままなのに、物件に先に巡り合ってしまって、「ここを逃すと後はない!」って勢いだけで突っ込んだからさ。
不安ですよ、不安。
「いつかどうにかなるかも知れない」
なんて思いながらカフェ開けてたってうまくいくわけないんだよね。
閑話休題。
カフェの気づきはまた別記事で書くね。
で、カフェのしんどさと料理がすっかりしっかりガッチリ手を繋いだのがひとつの理由。
「料理すると、しんどいことになる」
「料理すると、つらい」
「しかも、稼げない」
この三段活用がバッチリとハマってしまったんだよね。
この頃お金がほんとになかったから、アルバイト代を払うくらいなら自分でやろうっていう、貧乏マインドが悲しいくらいこびりついてしまったのよ。
貧乏マインド…響きが悲しすぎるT^T
もうひとつは、料理人としての在り方に対する疑問ね。
実はわたくし
料理に関しては長年、観念とコンプレックスが入り混じったものがふたつ、ございまして。
*ゼロからレシピを起こせない
*自分のためには料理できない
これは、ものすごいコンプレックスとして長く私の中にこびりついてたの。
美味しいものは作れる。その自信はある。
でも、レシピを起こせないって、これは本当に料理人として致命的欠陥だとずーーーっとずーーーっと思い込んでた。
私は料理に関しては、市販されてるレシピ通りに料理を作らないのね。
いや作れない、という方が正しいか。
「こうしたら美味しくなる」しか、わからない。
でも、ゼロからレシピは起こせない。
こうしたら美味しくなる、ことよりもレシピが起こせない事の方が大問題だと思ってた。
料理人ってみんなゼロからレシピを起こせるもんだと思い込んでたんだよね。
それがとんでもない誤解だったことに気づく。
ゼロからレシピを起こせる人は、単に慣れの問題だと知る…ガーン。ガーン。ガーン。
ていうか、どんな自分でも大丈夫、なんだよ。
昔、私の人生の師匠パトリス・ジュリアン氏に両手を見せたら
「アキコの手は料理人の手。間違いなく、自分で選んで来ている手」と言ってもらったことがあったのね。
その時はそんなわけないと思ってたんだけど、私の人生には何度も何度もそのキィ・ワードが出て来る。
いろんな観念脱ぎ捨てて
改めて向き合おうと決めた次第。