日曜日は・・・②

どうする？

流されとく？

言う？


そんなことを思いながらテレビを見てました。

ダンナサンはネットマージャン。

テレビの内容について、時々話しかけてくるダンナサン。

いつの間にか、お怒りモードじゃなくなってる・・・

たまたま、テレビでやっていた内容が感動的な内容で

ちょっと涙ぐんでいた私。

振り返ってダンナサンの話に答えたら

私が涙ぐんでいるのを見て、何ともいえない表情をした。

ダンナサンが私の事を見捨てられない時にする表情。

喧嘩とか争いになった後に、私を許す時の表情。

なにがあっても結局、君を嫌いにはなれないよと言う時の表情


私は、そんな風にされるのが少し嫌で、

すぐにテレビの方向に顔を戻しました。

ああ・・流される。このままだと私、言えずに仲直りしてしまう。

また同じ事を繰り返してしまう。


結局そのまま夜。

夕飯をみんなで食べて、子供たちを寝かして

２人きりになりました。


離婚はしないことにしたよとか

もう仲直りしようとか

そういう事は言わないだろうと思ってました。

そんなことを言えば、私が蒸し返すだろうから。

やり直すなら彼女と別れてよと言い出しかねないから。

そーっとやり過ごしてなし崩しにするのが

ダンナサンのいつものやり方。


何もなく、そのまま寝て、

何も無かった事になるんだろうなと思いながら

だまって家事をしていると

ダンナサンが立ち上がって、ハグして来ました。

背中をさすって、優しくキスをしました。


こんな事は、ダンナサンが都合のいいようにする為の

いつもの行動だと思いながら

もう喧嘩するのは面倒だなとも思い

このまままた今までの生活に戻るだけかと思い

そんな生活は嫌なのじゃないかと自分に問いかけ

でもダンナサンの事、まだ好きなんだよな・・・と思い

どちらが良いのか答えも何も出ないまま

何も言えずにダンナサンに微笑みかけてしまった。