最近、2人で映画をちょくちょく見に行きます。

休み前に行った映画は

彼女とも見に行っていた事がわかって

ちょっと凹みましたが、

でも裏返せば、

anとも一緒に見たいなって思ってくれたんだねって

うれしいことでもあるなと気づきました。


休み中には、ツリーオブライフを見に行ったのですが

これは・・・う~ん・・・重かった。難しかった。


息子と父親の確執を描いた作品なのだと思います。

女には理解できない部分があるのと、

映画の中のシチュエーションが、

あまりにも、ダンナサンの幼少期と

重なる部分が多かったようで

ダンナサンは考え込んでしまっていました。


ダンナサンは、

父として息子に対する気持ち

息子として父に対する気持ち

両極からの膿みたいなものが出てしまった様子でした。


帰りの車の中で、

少し話しましたが、

「anには理解できないと思うけど」

と言われて、少し切ない気分になりました。


話の流れで、

夫婦って・・

愛するって・・

という重い話になってしまい

ちょっと見に行った事を後悔しました。


愛するという話になったとき、

「私は、あなたのこと、もっとちゃんと愛せるようになったら

きっとあなたを解放してあげられると思う

本当にあなたの事を考えたら、

一人にしてあげるのが一番なのに、ごめんね」


という事を言いました。

自虐的に言ったのではなくて

本当に、ダンナサンの幸せを考えたら、という気持ちです。

今は、自分がさびしいから、ダンナサンと一緒にいたいから

離れるのは嫌なんです。


でも私がこのまま変わっていく事ができたら

たぶん、ダンナサンを開放してあげる事が出来ると思います。


ダンナサンはそれに対して

「それは違うと思う」

と一言だけ言いました。


浮気の事とは無関係な話です。

ダンナサンは、自分の息子と離れているのに

元妻を苦しめたのに

私たちと幸せに暮らす事に

すごい罪悪感を感じています。

私たちと幸せになればなるほど

苦しみが増すのだと思います。


浮気をすると、私たちが苦しみます。

そこでバランスが保てます。

かわいそうだから、仲良くしてあげても悪くない・・・


ゆがんでます。

間違ってます。

子供じみてます。

だけど、自分に置き換えて、

同じ境遇に立ったことを想像してみると

ダンナサンの心境を理解できます。

私も同じ心境になるかもしれない。


たかが映画鑑賞から

そんな話にまでなってしまった

ちょっと失敗デートでした。


たまには失敗も必要ですね。

上辺だけで楽しそうにしていても

2人とも、

内側ではまだまだ苦しんでいると言う事ですね。


車を降りるとき、

ダンナサンが言いました。


「でも、anが、僕を愛し続けてくれないと

僕が救われる事は、一生ないと思う。」


そう言って、満面の笑顔でハグしました・・・。


ダンナサンの言葉の意味を

あれからずっと考え続けています。

なかなか答えが出そうにありません。