浮気をしているダンナサンと会話をする時、

心の中にはいつも「あなたは浮気をしているから」という

暗い事実が、ぼんやりと蔓延しています。


これは仕方のない事かもしれないけど、

これが、一緒に過ごす大切な時間を邪魔しています。


会話の端々にそれが出てしまうのです。


例えば、

ダ「今日も一日つかれた~」

私「お疲れ様~遅くまでありがとうね」

ダ「うん、今日はどうだった?」

私「別に、私の方はいつもと変わらないよ」


この遅くまでには、

浮気相手の所に行ったから遅くなってるんじゃんか?が含まれます。

私の方はには、

あなたは彼女と楽しかっただろうケド私はなんもないよ!


という意地悪な気持ちが隠れているのです。


そして、そういう事にとても敏感なダンナサンは

その意地悪な気持ちを察知して、

即座に心を閉ざします。


会社の事を話すのやめよう。尻尾つかまれて何か言われそう・・・

電車の中で面白い事あったけど、話すのよそう、時間が違うのを突っ込まれそう・・・


こんな事を繰り返していたら、

狼少年じゃないけれど、

意地悪なんて思ってもないところにまで

ダンナサンが敏感に反応するようになってしまいました。

そうして、夫婦の会話は、表面上穏やかですが

いつもピリピリした緊張がある

ちっとも楽しくない会話になってしまっています。


狼少年が、心を改めて信頼を得る為には

本当の事だけをやり続けて

何度も何度も繰り返して

もう嘘をつかないと認められるまで

やり続けなくてはいけないのです。

口先で、「あの時は嘘を言ったけど、もう嘘は言わないよ」

そう言っても、誰も信じません。


浮気をしたのはダンナサン。

悪いのはダンナサン。

でも、夫婦として楽しい時間を取り戻したかったら

そんな事は関係なく、

意地悪だった自分を、ちゃんと悪いと認識して

言葉ではなく行動で

繰り返し繰り返し

示していかなくちゃ

取り戻せないのでしょうね。