同僚から本気で「アンパンマン」に似てるねって言われちゃった、だめこでーす。
さて、先日の出張のお供は
遥かなる水の音/集英社
¥1,575
Amazon.co.jp
村山由佳さんの新作(かな?)。
図書館で発見して、なんとなく借りただけだったのですが・・・。
2012年度だめこBESTに入りそうなくらいの素敵な素敵な作品でした。
「僕が死んだらその灰をサハラに巻いてくれないかな」
(正直私的にはこの感傷的な一言がキャッチーには聞こえなかったのですが)
という遺言を実現すべく、
彼の姉、彼の幼なじみ二人、彼のパートナーがサハラへ旅をします。
現地ガイドや亡くなった彼自身の視点も含めて、
過去、現在(道中)、未来への想いが描かれています。
サハラまでの情景描写がうますぎて、
自分も旅している気分になり、
最後は新幹線の中で「うっ」と涙をこらえるくらい。
うん、これは本当にオススメです。