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1年目社員が、日々の仕事ぶりを綴ります!

今週から、「同じテーマについて書いてみよう!」という新たな試みを始めました。




第一週目は「お勧めの本(何冊でも可)」です。


それでは、さっそく、新入社員Kお勧めの本…というよりも気に入っている本を


紹介します。






私、新入社員Kは映画がものすごく好きです。


社会人になってからあまり見なくなりましたが、大学生の頃はレンタルでも


映画館でもけっこう見た方だと思います。


そんな私が、タワーレコードに行った際に発見した本があります。




ザ・シネマハスラー




書籍のタイトルになっている「ザ・シネマハスラー」とは、ライムスターの宇多丸氏が、


サイコロで決められた新作映画を毎回強制的に鑑賞するという、TBSラジオの番組


『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』内のコーナーであり、それを書籍化


したものです。




私がなぜこの本を気に入っているかというと、一つは映画のいい部分だけを書き下ろした


ものではないこと。


また、単なる批評本のように悪いところだけを書き並べたものではないから。


大々的に宣伝している映画では、試写会後に観客の感想を聞くタイプのCMをよく見ますが、


宣伝なので、当然、「この映画はいい!」と言った人のコメントしか使うはずがありません。


きっと、中には「期待したほどではなかった」とか、「原作の方がいい」といった感想を述べた


人もいるはず。


プラス面だけでなく、マイナス面の評価も書いてあるので、読んでいて違った視点からの


感想を持つことができます。




二つ目は、宇多丸氏の感想が素直な点。


先にも書きましたが、「サイコロで決められた新作映画を毎回強制的に鑑賞」した結果の


話が書かれています。


つまり、宇多丸氏が実は見たくないと思っていた映画をいやいや見に行った感想なんかも


書かれていたり、一緒に見に行った人の感想に対する感想が面白おかしく書かれています。




最後、三つめは、映画の話題が豊富である点。


宇多丸氏がコメントしている映画自体は2008年から2009年に放映された50本の映画ですが、


コメントの中に他の映画との比較がされていたり、その映画についての簡単な紹介が、


「これが脚注か!!」といわんばかりの量でかかれている点です。








こんな内容の本ですが、一番初めに「私お勧めの本というよりも気に入っている本」と書いたのは、


おそらく、そうとうな映画好き、それもメジャーどころだけでなく、マイナーな映画も見ている人でないと


読んでも面白くないからです。


しかし、映画を結構見るかもという方は、ぜひ読んでみていただきたい一冊です。