こんにちは(#^^#)

 

「高1の夏に両親が離婚した話」

第12話です!

 

ここから少し祖母(父方)の話です

 

 

どうぞ!

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

単刀直入に言うと、

父方の祖母は、母とはとても仲が悪かったのです

 

母が嫁いだばかりの事、

母が作った料理は捨てられ、

母の洗濯物は他の洗濯物と避けて扱われ、

父の姉妹に母の陰口(嘘ばかり)を叩き、

典型的な嫁いじめがひどかったそうです

 

私や兄の前では

祖母は絶対にそんなことしなかったので

私は当時全く気づきませんでした

 

だた、母も黙って耐え続けるという事はしませんでした

 

私や兄の知らぬところで

何度も祖母と言い合いをしていたそうです

 

私が3歳の頃、

兄のお姉さん(私からすると叔母)が

母のところへいきなり訪ねてきて、

「お母さん(祖母)にご飯もあげてないってどういうことなの??!」と

言い放ってきたこともあったそうです

 

もちろん、祖母がついた真っ赤なウソです

 

私たちの住まいと祖母の住まいは

一軒家の3階と2階に分かれていたので、

母が作った料理を、私が祖母の所へ持っていく事が

私の毎日の日課でした

 

 

年々深刻になっていく嫁姑問題・・・

今思い返すと、

母と祖母が仲良く話す姿を

私は思い出せません・・・

 

 

そして、ここで問題なのは、父の存在です

 

 

自分の母親が自分の妻にひどい仕打ちをしているのを、

父はどのように思っていたのでしょうか・・・

 

私が見ている限り、

やはり、父と祖母の仲は良好とも言い難い状況でした

 

ですが、そうなったとしても自分の母親です

切り捨てることは、父にはできなかったのです

 

 

母が祖母との別居を父に提案した時、

父は実家を離れたくないと言ったそうです

生まれ育った地を離れたくなかったんだそうです

 

そして、年々当たり前になっていく姑の母いじめ、

最初の頃は父も祖母へキツく言ったりしていたそうですが、

なかなか収まらなく、父も祖母へ言うのを諦めます

 

母は、それが一番しんどかったみたいです

 

父は

「あいつには何を何度言ってもどうせ変わらない。

それなら言うだけ無駄だ。」

 

と母に言ったそうです

 

そこで母は思いました

「もうこの人には何も期待できないな・・・

これから先も、私の事をあの人から守ってくれないんだ」

 

 

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

 

第13話へ続きます

 

 

 

 

 

 

 

anri

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは(#^^#)

 

「高1の夏に両親が離婚した話」

第11話です!

 

 

どうぞ!

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

私の家は、

私が物心つく頃から

大型連休には必ず家族全員で旅行に行っていました。

 

 

私の母は重い喘息持ちなので

喘息によく効く温泉に行くことが多かったです

 

他にもディズニーに行ったり

USJに行ったり

夏には必ず海水浴と川でバーベキューもしていました

 

秋には紅葉を見に山奥へ行き、

帰りに温泉に入って帰ってくるというお決まりもあったり

 

冬には神戸のルミナリエに行ったりもしました

 

 

誰が見ても仲が良い家族・・・

そして、仲のいい夫婦だったと思います

 

 

ここまで登場してこなかったのですが、

私には10歳年上の兄がいます

 

そして、離婚後、

父と私、兄と実家にもう一人、

祖母もいました

 

 

後々、母から聞いたり自分で気付いたことがありました

 

それは、

 

この祖母が

両親の離婚に大きく関わっていたということです

 

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

 

第12話へ続きます

 

 

 

 

 

 

次回から祖母の話を少し挟みます

 

 

 

 

 

anri

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは(#^^#)

 

「高1の夏に両親が離婚した話」

第10話です!

 

第9話、彼に言われた一言が、

私の怒りの火に油を注ぎました…

 

その後の状況は・・・

 

 

では第10話本編です!

どうぞ!

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

彼はとにかく思い付く言葉を

ただ夢中になって放ったのだと思います…

 

そのたった一言で、

私の感情は

衝撃とショックから怒りへと変わりました

 

 

私はただただムカついて

彼に言い返しました

 

 

私「あなたに私の気持ちの何が分かるの?!?

どうゆうつもりで今のその言葉言ってんの??」

 

 

彼「・・・」

 

 

彼は私の怒りの意味をあまり理解はしていなかったようですが、

ただ、自分の言った言葉で私の怒りをヒートアップさせたことは

すぐに察したようで、すぐに口を閉じました

 

 

当時の私は、

自分のことを不幸だと思っていたのです・・・

 

自分の置かれた立場、

 

両親の離婚

父親との不仲

そして、母親の再婚・・・

 

高校生にもなって両親の離婚で、

ここまでショックを受けるとは、

自分でも思ってもいませんでした

 

ただ、これには大きな理由があったのです

 

何故私がここまでショックを受けたのか・・・

 

人間、ショックや衝撃を受ける時というのは

予想していなかった事が起きた時なのです

 

そう、

私は離婚という現実にぶつかるまで、

まさか自分の両親が離婚するなんて

想像も、予想も、なにもしていなかったのです

 

私の家は

俗に言う

 

“仮面夫婦”

 

というものだったのです・・・

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

第11話へ続きます

 

 

 

 

 

 

みなさんは

びっくりしたり衝撃を受けたりショックを受けたりするとき、

予想もしていなかったことが起きた時こそ

打撃が大きいのではないんでしょうか?

 

ある程度覚悟ができていれば

心の準備というものができたかもしれない・・・

 

だた、時には

前もって知っておきたい時と、

知りたくなかった時があるのです

 

その判断は自分の物差しでしか図れないので、

他人に当てはめるのは難しいものです

 

 

 

 

 

anri

 

こんにちは(#^^#)

 

「高1の夏に両親が離婚した話」

第9話です!

 

第8話、母の家で衝撃事実が発覚・・・!!

 

その後の状況は・・・

 

 

では第9話本編です!

どうぞ!

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

私は衝撃とショックで

とりあえず母の前からいなくなりたいと思い

家から出ていこうとします

 

 

私は前々から、

籍を入れるのはまだ先にして欲しいと母に言っていました

 

気持ちの整理をするのも、

私自身受け入れる事も

まだ難しいと思っていましたし、

離婚の事実自体、

今思えばまだ全然受け止める事が

できていませんでした

 

離婚したこと自体を受け止めれていなかったのに

再婚の事実を目の当たりにして、

私は目の前が真っ暗になりました

 

 

そして、母の家をでていこうとした時、

即座に彼が止めにきて私の腕を掴みました

 

私はその手を振りほどこうとしてでも

母の家をすぐに出て行きたかった

 

男子の力にかなうはずもないのですが、

私はその時、精一杯彼に抵抗していました

 

そして、彼は私にこう言いました

 

彼「お母さんの気持ちも分かってやれよ!!!」

 

 

 

私はその言葉を耳にして

自分の頭で理解するまで時間がかかるくらい

論点がずれた言葉でした

 

 

因みに、

彼の家は両親が揃っていて

3人兄妹の

仲良し5人家族でした

 

この頃の私からしたら十分恵まれた家庭像でいた

 

そんな一見幸せそうな彼に

言われた事が私は納得できず、

私の怒りは爆発しました

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

第10話へ続きます☞☞☞

 

 

 

anri

 

 

 

 

こんにちは(#^^#)

 

「高1の夏に両親が離婚した話」

第8話です!

 

第7話、

新たな登場人物、私の彼氏が初登場しました!

 

この彼と母の家に行ったとき、

私は衝撃の事実を知ってしまいます・・・

 

では第8話本編です

どうぞ!

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

私と彼と母で他愛もない会話をしている時、

テーブルの上にあった郵便物に目が行きました

 

それは母宛でした

 

その母の宛名の苗字は、

パパの苗字でした・・・

 

一瞬、母の名前に間違いはないのですが、

いったい誰だろうと違和感を覚えました

 

間違いなくそれは母宛の郵便物・・・

 

新しい苗字に変わっているという事は

・・・ん?そうゆうことなのか??

え??いつから???

 

私の中で疑問点がどんどん湧いてきます

 

そして、その郵便物を見つけた私に

母は気付きます

 

母も私もしばらく沈黙のままでした

 

最初に沈黙を破ったのは私でした

 

私「え?籍入れたの?・・・パパと」

 

母「うん、そうだよ」

 

私「・・・いつから?」

 

母「クリスマスの日」

 

※この時既に翌年の2月でした

 

 

私「・・・実家帰る。」

 

 

立ち上がって即座に玄関に走る私を追いかけてきたのは

 

彼でした・・・

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

第9話へ続きます☞☞☞

 

 

 

 

anri

 

 

 

こんにちは(#^^#)

 

「高1の夏に両親が離婚した話」

第7話です!

 

第6話、父からの衝撃な一言・・・

 

たまらなく家を飛び出した私・・・

 

母の家に転がり込むのですが、

まあ物事そんなにうまくはいきません(;^_^A

 

では第7話本編です

どうぞ!

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

夜の10時を周っていましたが、

母とパパは快く私を受け入れてくれました。

 

ここからしばらくの間、私は母の家で寝泊まりをし、

母の家から登下校をしていました。

 

たまに実家の方へ帰ることもありましたか、

帰っても1日か2日くらいで、

すぐに母の元へ帰っていました。

 

そんな生活を繰り返している内に、

高2の冬になっていきました。

 

高2の冬、私には同じ高校の1個上の彼氏がいました。

 

この彼、かなりの束縛彼氏でした(;^_^A

 

ですが、根はいい人でしたので

私の家庭環境も理解してくれて受け入れてくれた上で

付き合ってくれていました。

 

そのおかげで、

母とパパとも彼はすぐに仲良くなってくれて

よく4人でご飯を食べたり、

母とパパの家に彼がご飯を食べに来てくれたりしていました。

 

 

そしてある日、

学校が終わって私と彼の2人で母の家に帰った日のことです

 

衝撃の事実が明らかになります・・・!!

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

第8話へ続く☞☞☞

 

 

この頃の記憶が曖昧で飛び飛びになってしまっていて

いきなり時系列が飛んでしまって申し訳ございません。

 

どうかお付き合い頂ければ幸いです。

 

 

 

 

anri

 

 

 

こんにちは(#^^#)

 

「高1の夏に両親が離婚した話」

第6話です!

 

 

第5話では

パパとの距離が縮まりました!

当時、本当にこんな感じでした(;^_^A

詳しくは出てきてはいませんが、

パパはとってもユニークで面白い人なのです★

そのおかげもあり、

打ち解けやすかったのだと思います!(^^)!

 

さて、今回は父から衝撃的な一言が発せられます

この一言、私の中でかなりのトラウマとなります(-_-;)

 

 

では第6話本編です

どうぞ!

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

仕事を終えた父がリビングに上がってきた瞬間

衝撃的な一言を投げ掛けてきました

 

父「お前、そんなに母さんが好きならそっちに住めよ」

 

・・・

 

言われた時、一瞬息が止まり、目の前が真っ暗になりました...

 

 

・・・え??

まず、

自分の母親に対して好き嫌いだなんて

そんな単純な感情で片付けられないよね??

 

そもそもたとえ離婚したとしても

どっちが悪くてどっちが正しい

どっちのほうが好きでどっちのほうが嫌いなんて

そんな概念は全くなかったし

考えたくもありませんでした

 

 

その一言を父に言われて、

私はその夜、当てもなく家を飛び出しました。

午後10時を周っていたのを覚えています

居ても立っても居られなかったのです

 

涙が止まらなくて道端で泣き崩れました

 

父がいる家には帰りたくないと思い、

母に電話しました

 

母に、父から言われたことを説明して、

その日からしばらく、母の家に寝泊まりすうようにしました

 

 

ですが、ここでも今後事件が起こります・・・

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

第7話に続きます☞☞

 

 

 

anri

 

 

こんにちは(#^^#)

 

「高1の夏に両親が離婚した話」

第5話です!

 

 

第4話では

早くも母の彼氏さん

(彼氏っていう歳ではないのですが、他に呼び方が思いつきません(;^_^A)

と打ち解け始めていきます!

 

そして、ここから新たに波乱が起こります・・・

 

 

では第5話本編です

 

どうぞ!

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

私は、意外にも母の彼氏さん(以下“パパ”)と

打ち解け、仲良くなるのにそんなに時間は掛かりませんでした

 

内心は100%認めている訳ではなかったとは思いますが、

不思議と、拒否反応は初対面の頃からありませんでした

 

 

私は既に記述している通り、

週の半分はファミレスで夜9時までバイトをしていましたので

週の半分の夜は一人で過ごしていました・・・

(父が毎日早寝早起きの為)

 

寂しさに襲われるあまり、

私は母とパパの家に泊まりに行く頻度が多くなっていきます

 

母の所に行けば、母もパパも起きていてくれて、

「おかえり」を迎え入れてくれて、

何も言わずとも温かいご飯を出してくれました

 

父親は違えど、

この環境はこの頃の私にとっては天国に感じました

 

私の帰りを起きて待っていてくれる

「おかえり」と言ってくれる人がいる

これだけで私は十分幸せを感じました

 

 

そして、翌日、

母の家から学校へ行き、

その日はバイトが無かったので

実家の方へ帰ります

 

リビングでゆっくりとしていたところに

仕事を終えた父が帰ってきました

 

そして、

父は私の顔を見るなり

言ってきました・・・

 

 

父「・・・    」

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

父が私に投げた言葉とは?!

 

第6話へ続きます☞☞☞

 

 

 

 

anri

 

 

 

こんにちは(#^^#)

 

「高1の夏に両親が離婚した話」

第4話です!

 

 

3話では私と両親以外の登場人物、

母の恋人が登場しました!

 


では第4話本編です

どうぞ!

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

 

母と

母の恋人が住む家に遊びに行くようになってから

1,2ヶ月経った頃、

私はその恋人のことを

パパと呼ぶようになりました


(父のことはお父さんと呼んでいるので

違いを付けたかったためパパにしました)



ですが、それも母に

ご飯ご馳走になったりお世話になってるのに

なにも呼んであげないのは失礼だ

と言われたのです


内心は、

貴女が勝手に離婚して

勝手に家を出て行って

しかも早々に男作ってるくせに

何を言っているんだと思いました


ですが、そんなことを母に言う勇気や

度胸は、高1の私にはありませんでした


それに、パパと呼んだ方が

おじさんも喜んだので

まあいいやと思いました



都合がいいことに、

通っていた高校と

私の実家と母とパパの家の距離が

同じくらいだったので

学校が終わってバイトがない日に

そのまま母のところに

泊まりに行ったりするようになっていきました



それを週に何回か続けたのち、

最悪なことが起こりました…



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


第5話へ続きます。





anri


こんにちは(#^^#)

 

「高1の夏に両親が離婚した話」

第3話です!

 

 

第2話では

もう既に重くなってしまいました(;^_^A

この話は基本的にずっと暗く、重いです(笑)

 

ハッピーな気持ちをお求めの方には申し訳ございません(´;ω;`)

 

 

では第3話本編です

どうぞ!

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

 

バイト先から家に着いて

真っ暗なリビングへ入った瞬間、

私の目から涙が溢れだしました

 

あの頃直面した光景を思い出すと

今でも胸が苦しくなります

 

家族が一つ屋根の下で生活している、

これからもそうしていくんだろうと

15年間

当たり前に思ってたことが覆されました

 

 

この頃の記憶があまり定かではないのですが、

あまり楽しくない毎日だったことは覚えています



母が家にいない生活が1,2ヶ月続いた頃、

母から私の携帯電話に電話があります


(それまでもちょこちょこ連絡を取っていたとは思いますが、記憶にはありません)


母は私に

「会わせたい人がいる」

と言います


既にもう今、

母は一緒に住んでいる人がいました


そして数日後、

母と、

母が会わせたい人と

3人で食事へ行きました

 

 母が今一緒に住んでいる人、

ようは、付き合っている人、

ということだと私はすぐに認識します


母の口からそのような言葉はありませんでした


ただ、

一緒に住んでいる人がいて

会わせたい人がいる

とだけでした


母はあまり具体的な事は

はっきりとは言いませんでしたが、

今考えると

とても言いにくかったんだろうと思います


そしていざ会ってみると

普通のいい人

という印象を覚えています


ただ、母が付き合っている人

という認識はしたくなかったんだと思います


当たり前ですが、私からしたらただの他人

見知らぬおじさんでしかありません



何故私は今ここで母と、

見知らぬおじさんと食事をしているんだろうと

不思議な感情になったことを覚えています



その日の食事のあと、

母とその人が住んでいる家に遊びに行きました


そこには、実家から母が持って行った家具と

新調した家具家電が並んでいました


皮肉なことに、

実家と何も違和感がなかったのを

よく覚えています






それから、

私はしょっちゅう母とその人の家に

遊びに行くようになりました


おじさんと私が打ち解けるのに

そうそう時間はかかりませんでした




‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


第4話へ続きます☞☞☞





anri