高額商品を取り扱う業種の企業で、
新入社員研修を担当させていただくときは、
必ずお客様にサインをいただくの際のペンについて触れます。

お節介なおばさんと言われても構わない!
靴と時計、筆記具については社会人の最初に知っておけば、
長いビジネスマン人生一生の価値基準になると考えているからです。

それは、私も上司や人生の先輩から教わったことでもあります。

今日は、文具マニアの私のコレクションと思い出を紹介します。

【ペリカン】
色柄共に洒落ていて、好きなブランドの一つです。
縞模様の幅も洗練されとります。はい。

スーベレーンの史跡シリーズの一つ、ピカデリーサーカスは
万年筆、ボールペンと持っています。

彼女には苦い思い出が…(※なんとなく女性のイメージ)
セルロイドはですね、落とすと割れるんです。
いや、当たり前と言えば当たり前なのですが…
ペン先が割れてしまった時は本当にショックでした。

その後、【モンブラン】のマイスターシュテックを購入したのですが、
落としてもそんじょそこらの事にはビクともしない!
ボディの丈夫さも大事なんだと知りました。

モンブランを購入したのは20代後半。
ネームを入れて今でも大切に使っています。

購入頂いた際に、伝票にお名前をいただく時の
お客様と手元の佇まいの優雅さといったら!
お客様に100円ペンでご記入いただく事は罪だとさえ思いました。

万年筆はペリカンの他に、ラミーとカヴェコも持っています。
万年筆は、なかなか使いこなせないのが現状です。

いつか、モンブランの万年筆で手紙や日記を書く女性になることが目標です!
(まだ私には早いかなと。目標を持ち、相応しい
自分になりたいと思い続けることも大切!ですよね?)


【カランダッシュ】
ボールペンを極寒の東北の地での研修に持参し、
指先がかじかんで書けなかった…なんて思い出もあります。
これには驚愕しました!スチールがこんなに冷えるとは(笑)

10年くらい使っていますが、その間にはクリップ部を折ってしまい、
本国送りで直してもらったこともあります。
品質が保証されている品はここまでちゃをと
アフターケアをしてくれるのだと勉強になりました。

ペン軸が鉛筆型で細身のため、たくさん書くのには向かないなと思っています。
(私はマメが痛くなるからです)
それでも、シルバーボディの品の良さは、
他の追随を許さない満足度を私に与えてくれます。


高級筆記具と呼ばれるこれらのペンを使うようになったのは、
「お客様に100円ボールペンで名前を書いていただくのか?
私たちが販売している着物はいくらするんだ」
と上司に教えて頂いたのがきっかけでした。

最初は、パーカーの水性ボールペンを購入して使ってみました。
その後、ペリカン、カランダッシュ、モンブラン…と、
もともと文具好きだったためコレクション化してもいますが(笑)

専門店で白手袋で扱ってもらい、
リボンをかけた箱にいれてもらい、
店舗の出口でうやうやしく手渡してもらう
そんな経験もさせてもらいました。

価格には価格相応の価値があり、
いろんなことを教えてくれて、体験をさせてくれます。
自信も与えてくれる、ふさわしい自分になりたいと思わせてくれる…

そんなことも人生の後輩たちに伝えて行きたいなと思っています。
文具の伝道師だな。ふふふ^_^