元カレのその後④続きです少し長くなりました。興味のある方だけお付き合い下さいMが亡くなったとされる、昨年の8月。私はChatGPT(以下、AI)を使って、自分の心を整理するために、長年ずっと疑問に思っていたことを分析していましたなぜ、そんなに長い間疑問に思い続けていたのか。それは、Mとの別れ方があまりにも中途半端で、彼が最後に言った言葉の意味が、どうしても理解できなかったからです。その言葉に傷つけられたことも事実です。でも、当時の彼が本当は何を考えていたのか、私は知ることができないままでした。電話で別れを告げられたとき、Mから言われた言葉は、今まで誰にも話すことができませんでした。思い出すたびに、自分が惨めに思えたからです。でも、今回ようやく気持ちの整理ができたので、ここに書いてみようと思います。それは、「好きになりきれなかった」という言葉でした。耳を疑いました。「どういう意味?」「私のことが好きじゃなかったってこと?」「大して好きでもないのに、私と付き合っていたの?」頭の中が混乱しました。Mのその一言によって、それまでの思い出が全部、台無しになったように感じました。今まで私が感じていた幸せは何だったのか。一緒に過ごした時間は何だったのか。私はMに詰め寄りました。でも、Mは一言も弁解しませんでした。私は、ものすごく惨めでした。そして、「Mに騙された」そう思い込んでしまいました。その後、私は長い間、Mを恨んでいました。そして9年後。突然、私の実家にMから電話がありました。母が電話に出たため、私は直接Mとは話していません。でも、この電話によって、封印していた私の心が、また大きく揺さぶられることになりました。「好きになりきれなかった」と言って、私を自分から突き放した男が、9年も経ってから、なぜ私の実家に電話をしてくるのか?自分から関係を終わらせた相手に、なぜ電話をするのか?これが、私が長年抱えてきた二つ目の疑問でした。昨年、AIに私とMの生年月日を伝え、当時の状況や出来事などもできるだけ詳しく説明しました。そして、四柱推命、タロット、占星術、数秘術など、さまざまな占いの要素も掛け合わせながら、当時のMの気持ちや、あの言葉の意味について分析してもらいました。もちろん、AIがM本人の気持ちを知っているわけではありません。本当のことは、M本人にしか分かりません。それでも、AIが示した解釈は、私が長年抱えてきた記憶を大きく変えるものでした。AIの分析では、私と付き合っていた頃のMには、私に対する恋愛感情があった可能性があるということでした。そして、「好きになりきれなかった」という言葉も、最初から私のことを好きではなかったという意味ではなく、付き合っている途中で気持ちが変化し、別れるために私を突き放す言葉として使った可能性がある、というものでした。つまり、「好きだった。でも、その気持ちを最後まで持ち続けることができなかった」ということ。それが、「好きになりきれなかった」という言葉の正体だったのではないか、とAIは分析しました。卒業、就職、そして北海道勤務。人生の環境が大きく変わっていく中で、Mは私との将来まで考えることができなかったのではないか。当時のMは、まだ精神的にも未熟で、自分の気持ちや将来を整理する力も十分ではなかったのかもしれません。もちろん、これはあくまでAIによる分析です。本当のMの気持ちを確認することは、もうできません。でも、私はこの解釈を聞いて、初めて別の可能性を考えることができました。当時の私は、そんなことは分かりませんでした。ただ、「私は騙された」という悲しみでいっぱいでした。そして、9年後の電話。その頃、Mが勤務していた銀行が経営破綻し、Mは無職になっていました。テレビのニュースで報道されていたので、私はMが困難な状況に置かれていることを、なんとなく知っていました。だからこそ、余計に分からなかったのです。「自分から捨てた女に、なぜ電話するの?」当時の私は、そう思いました。「なんて自分勝手な男なんだろう」そう思っていたのです。でも、AIにこのことについても分析してもらいました。AIが示したのは、経営破綻という人生の大きな挫折によって、それまで築いてきたキャリアや収入、自信、プライド、人間関係などが一気に揺らぎ、将来への不安から、自分の人生の方向性を見失っていた可能性があるということでした。そんなとき、人は過去を振り返ることがある。そして、過去に自分が心を許した相手や、打算なく自分を受け入れてくれた人を思い出すことがある。AIは、Mの中にも私に対する何らかの思いが残っていて、それが電話という行動につながった可能性があると分析しました。そこには、後悔や、もう一度つながりたいという気持ちがあったのかもしれない、と。もちろん、これも真実だと断言することはできません。Mはもういないので、確かめることはできないからです。でも、私はふと思いました。どうでもいい女に、9年も経ってから電話をするだろうか?ましてや、自分から関係を終わらせた相手に。もちろん、人の行動にはいろいろな理由があります。だから「電話をした=まだ恋愛感情があった」と単純に結びつけることはできません。それでも、少なくとも、私がMの中に完全に消えてしまった存在ではなかった可能性はあるのではないか?AIの分析を聞いて、私はそう思えるようになりました。実際、母から電話があったと聞いた時、私は直感で彼は私に会おうとしていたでのはないかと思いました。私が知ってる彼の過去の言動からして電話で愚痴だけ言っておしまいとはとても思えませんでした。AIは時々、間違った情報を出すことがあります。だから、AIの分析を「これが真実だった」と信じているわけではありません。ただ、AIが示してくれた別の可能性によって、私は長年、自分を苦しめてきた過去を違う角度から見ることができました。「私は騙された」そう思い続けてきた過去を、「もしかしたら、あのときMも私のことを好きだったのかもしれない」「ただ、その気持ちを最後まで持ち続けることができなかったのかもしれない」「そして9年後、人生が大きく揺らいだときにかつて自分が心を許したであろう私と繋がろうとした」そんなふうに捉え直すことができたのです。本当のことは、もう分かりません。でも、私はそれでいいと思えるようになりました。私はきっと、辛かった過去を「アップデート」したかったのだと思います。あの頃の自分を、もう一度救ってあげたかったのかもしれません。「あなたは騙されたわけじゃなかったのかもしれないよ」そう、過去の自分に言ってあげたかったのだと思います。Mが亡くなったとほほ同じ時期にAIとの対話していたので彼からのメッセージのようにも思えました。気のせいか?(笑)つづく