息子と過ごす中で
思ったことを、ブログには落ち着いて書ける気がして、なんだか良い。
日記だ。


2人で映画を観に行った日のこと。
帰り道。彼が、バーっと走って1人先に駅の階段を降りて行くので

「危ないからゆっくり!」

と、声をかけると

「え?!」
と、階段の途中で振り向き止まるので

「前を見て!!」
と、つい言ってしまい

私は一体何がしたいのか…
と思った。笑


そのまま行かせても危ないと思うだろうし
階段の途中で止まられても危ないと思う
親心…


親心とは、子供からある距離を保った
視点だと思う


近くもなく遠くもなく。



公園に2人で行った日。
彼は友達を作るのが上手いので
早速、気の合う男の子を見つけ
遊び始めた。

私は少し離れたところから2人を見ていた。

富士山みたいな滑り台を舞台に
2人は、実に面白い動きをする。

息子が、滑り台を裏から登り始めた時
男の子は、キョロキョロとしてぽかーんと
立ち尽くした。

一方で息子も、男の子を見失い
キョロキョロしながら
ぽかーんとしている。


そして、ようやくお互いを発見した時
パァァと光が射すように2人共笑顔になり
歩み寄った。

そうして暫くするとまた
お互い自由に動き回るので
また見失い、キョロキョロぽかーん。
→光射す。を繰り返していた。

沢山の子供たちに混ざりながら
2人の動きは実に輝いて見えた。

私は、何度か
そこにいるよ!と教えたい気持ちになったが
2人の世界を壊してはいけないと
堪えた。


視点の違いは大きい。


当事者には分からないことが
他者からは丸見えなのだ。


逆も然り
私には見えないことが
息子には見えているかもしれないと思う


綿毛を吹く息子は
春そのもの


の様に見えた。