さぁさぁ大浴場というのはどんな具合か…!韓国で裸の付き合い!さっそく地下に降りてみる。キムチを何年もつけこんだような床の絨毯の匂いにもだいぶ慣れて、すたこらと階段を下ると、あれ…急にゴザが敷いてあるよ。ゴザ…?ここがお風呂の入り口前のロビーか…。
ふと見ると私のマネージャー… ゲームやってるし。
『なにしてんすか…』
『いやぁ~…なんかここ古いゲームが置いてあるよ』
しどろもどろにならなくても…。確かにそれはもう何年も前に日本じゃ更新されて使われなくなったような様子のゲーム機。車のレース系の見た目。なんだかは詳しく寄っては見なかったのでわかりませんが、奇妙キテレツ、ゴザの上にもゲーム。あぁここで新たな難問が…。人の足裏の垢でうっすら黒みがかったゴザの上を、しかもちょっと湿っている面構えのゴザのその上を!裸足で歩かなくてはいけないのか!またしてもヨレヨレで端っこはクルンとなってこっちに向かってきているし…。いやだ…。
『ここは土足じゃだめなんすかね』
『一応みんな靴脱いでありますからね』
厳しいじゃぁないかマネージャー。見るときっちり靴が並んでおります。むぅ。手強い。というか足強い。仕方ない。さっと脱いで靴下のまま女湯に逃げ込むのだ。
『じゃ、いってきます』
靴を脱いで、キぃと扉を開けるとああぁ。よかった。なんか見覚えのある浴場。木で編み込まれた床。木のロッカー。意外と広い脱衣所。プウ~ンと香るお湯の気配。
おばちゃんたち。いたいた!何が…。いややっぱりせっかくだから韓国の人たちと共にお風呂入ってみたいじゃないねぇ。
『ぺらぺ~りスミダぺらぺらり』
私は韓国語は、鹿児島弁を聞いているのと同じだとこの時悟る。怒ってるみたいに聞こえる。話口調、声のトーンが。そして空気を引き破るさいのおかまいなし加減が…。(バカにしているわけではありません)どうやらおばちゃんが何人も集まると、にぎやかになるのは日本も韓国も一緒のようです。4、5人のおばちゃんは一斉に私を見て、珍しそうにしてから再びおしゃべりをはじめました。なんだよぅ。私が日本人だってわかったのかい?あんたたちのほうが私からしたらよっぽど物珍しい。一体、そのおなかにはなにが入っていらっしゃるのシャルウィダンス?今からお風呂に入るつもりか上がるつもりかさえ…それよりお風呂だ。
せっせと脱衣しガラッと戸を開ける。ガラスの向こうは湯の世界。暗い!辛気くさい!なんで明かりがこれしか点いてないのだ!奥に進むと何人かのおばちゃんがちりばめられた、その浴場は、かなり広く、3、4列のシャワー場が並び、タイルでできた…まるでプールのように壁沿いに掘られた殺風景なお風呂がひとつと、真ん中に丸いお風呂、そしてなぜかお湯が張られていない干涸びた浴槽。え…。なんかブ、キ、ミ。そこの空気が、行ったことはないけれど死体洗い場…のような生々しい残響に置かれている気がしました。人が使ったりしていると、どこかあったかい空気がするはずだと思うのですが、このホテルって一体…。
さてと私は江戸川コナンでもあるまいし推理風に突っ立っていても仕方ないがないのでさっと体を流して、韓国語が浸かっているお湯に入りにゆこう!るるるん!まずは壁沿いのお風呂から!と思ったら水風呂だぁ。やめやめ。ん?と、いうことは真ん中の丸風呂だけか…ちょっと残念。ではいざ!丸風呂なだけに丸く太られたおばちゃんででで~ん!私も負けじとザザ~ン!とはいかず、静々…。うう~ん。気持ちいい湯加減。韓国産のお湯!しーーーーーーん。おお?さっきまでうるさかった人たちは…どこへ?再度日本対韓国。しーーーん。…き…気まずい。ちょいと足を伸ばせばこのおっきいおばちゃんに触れ合ってしまいそうだ。今この丸風呂には私とおばちゃんの二人きり…。
ふと目を横にやると、向こうの水風呂にまるで波に打ち上げられたオットセイのような姿で、腰掛けるおばちゃんが…。まずい笑いそうだ。我慢だよ。ここで笑ったらただの奇怪な日本人だ。ふぅ~。リラ~ックス。肩までつかる。目の前ではおばちゃんが大きな胸を隠すことなく腰から上をひけらかし止まっている…。入浴中のぶたさん…。
はっ!やばい!ここまで想像を絶してしまっては後戻りがきかん!ここは動物園ではない!私は笑いたくない!逃げよう!あやうかった…。
ふと見ると私のマネージャー… ゲームやってるし。
『なにしてんすか…』
『いやぁ~…なんかここ古いゲームが置いてあるよ』
しどろもどろにならなくても…。確かにそれはもう何年も前に日本じゃ更新されて使われなくなったような様子のゲーム機。車のレース系の見た目。なんだかは詳しく寄っては見なかったのでわかりませんが、奇妙キテレツ、ゴザの上にもゲーム。あぁここで新たな難問が…。人の足裏の垢でうっすら黒みがかったゴザの上を、しかもちょっと湿っている面構えのゴザのその上を!裸足で歩かなくてはいけないのか!またしてもヨレヨレで端っこはクルンとなってこっちに向かってきているし…。いやだ…。
『ここは土足じゃだめなんすかね』
『一応みんな靴脱いでありますからね』
厳しいじゃぁないかマネージャー。見るときっちり靴が並んでおります。むぅ。手強い。というか足強い。仕方ない。さっと脱いで靴下のまま女湯に逃げ込むのだ。
『じゃ、いってきます』
靴を脱いで、キぃと扉を開けるとああぁ。よかった。なんか見覚えのある浴場。木で編み込まれた床。木のロッカー。意外と広い脱衣所。プウ~ンと香るお湯の気配。
おばちゃんたち。いたいた!何が…。いややっぱりせっかくだから韓国の人たちと共にお風呂入ってみたいじゃないねぇ。
『ぺらぺ~りスミダぺらぺらり』
私は韓国語は、鹿児島弁を聞いているのと同じだとこの時悟る。怒ってるみたいに聞こえる。話口調、声のトーンが。そして空気を引き破るさいのおかまいなし加減が…。(バカにしているわけではありません)どうやらおばちゃんが何人も集まると、にぎやかになるのは日本も韓国も一緒のようです。4、5人のおばちゃんは一斉に私を見て、珍しそうにしてから再びおしゃべりをはじめました。なんだよぅ。私が日本人だってわかったのかい?あんたたちのほうが私からしたらよっぽど物珍しい。一体、そのおなかにはなにが入っていらっしゃるのシャルウィダンス?今からお風呂に入るつもりか上がるつもりかさえ…それよりお風呂だ。
せっせと脱衣しガラッと戸を開ける。ガラスの向こうは湯の世界。暗い!辛気くさい!なんで明かりがこれしか点いてないのだ!奥に進むと何人かのおばちゃんがちりばめられた、その浴場は、かなり広く、3、4列のシャワー場が並び、タイルでできた…まるでプールのように壁沿いに掘られた殺風景なお風呂がひとつと、真ん中に丸いお風呂、そしてなぜかお湯が張られていない干涸びた浴槽。え…。なんかブ、キ、ミ。そこの空気が、行ったことはないけれど死体洗い場…のような生々しい残響に置かれている気がしました。人が使ったりしていると、どこかあったかい空気がするはずだと思うのですが、このホテルって一体…。
さてと私は江戸川コナンでもあるまいし推理風に突っ立っていても仕方ないがないのでさっと体を流して、韓国語が浸かっているお湯に入りにゆこう!るるるん!まずは壁沿いのお風呂から!と思ったら水風呂だぁ。やめやめ。ん?と、いうことは真ん中の丸風呂だけか…ちょっと残念。ではいざ!丸風呂なだけに丸く太られたおばちゃんででで~ん!私も負けじとザザ~ン!とはいかず、静々…。うう~ん。気持ちいい湯加減。韓国産のお湯!しーーーーーーん。おお?さっきまでうるさかった人たちは…どこへ?再度日本対韓国。しーーーん。…き…気まずい。ちょいと足を伸ばせばこのおっきいおばちゃんに触れ合ってしまいそうだ。今この丸風呂には私とおばちゃんの二人きり…。
ふと目を横にやると、向こうの水風呂にまるで波に打ち上げられたオットセイのような姿で、腰掛けるおばちゃんが…。まずい笑いそうだ。我慢だよ。ここで笑ったらただの奇怪な日本人だ。ふぅ~。リラ~ックス。肩までつかる。目の前ではおばちゃんが大きな胸を隠すことなく腰から上をひけらかし止まっている…。入浴中のぶたさん…。
はっ!やばい!ここまで想像を絶してしまっては後戻りがきかん!ここは動物園ではない!私は笑いたくない!逃げよう!あやうかった…。