『127時間』(127 Hours)
監督は「スラムドック$ミリオネア」の、ダニー・ボイル
ネタバレするので注意デス
物語は、快活な音楽でポップに始まります
「ガイドブックでは4時間半だけど、俺は45分で行けちゃうぜ」
時には、迷子になっている観光客のガイドもしちゃったりして。
記念撮影しちゃったり
自然を楽しみながら、
楽しく1人で進んでいくアーロン(ジェームズ・フランコ)
1人でも写真撮ったり
こんな細い道だってへっちゃら
上からみるとこんなとこ
この写真の
右側の下に延びている
細い切れ目のような渓谷で事件が発生
まるでここにこの岩がぴったり挟まるよう
計算でもされていたかのようにピッタリ動かない岩。
中国製の安い懐中電灯とナイフが使い物にならず
苦労する主人公。
居場所も誰にも言っていない。
両親との交流もおざなりにしてきた。
自分1人で何でもできるって思って来た。
諦めそうになる自分を奮い立たせ、希望を捨てないアーロン。
この物語は実話です。
原作者のアーロンと、主演したジェームズ・フランコ
ジェームズ・フランコも男前だけど、アーロン男前
実話であることと、山・自然が関わっていることで
ちょっと『Into The Wild』を思わせるところがあるかも。
でも、主人公のタイプが違っていて
山に対して、人に対して思うところが違う。
『127時間』のアーロンは、山には慣れ親しんでいて
人との接触を絶とうというよりは、人との関係をおざなりにしていた
というか、適当にしてきたっていう感じ。
『Into The Wild』の主人公は、
現代社会を憂い、うざったく感じていて
中身のない人間関係にうんざりして
人間本来の自然な生活に憧れて山に入るという感じ。
でも、どちらも
過酷な状況を通して得たもの、気づいたものって
とても大きいものだった。
こういう経験をしないと気がつかなかったことなのかも。
後半、やっぱり目を逸らしちゃった
音楽もよかった。
★★★★☆