上矢印この記事にも書いたけど

 

当時の私がどう思っていたのか?

 

「言葉」としては思い出せない

 

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

 

私が知る限り

 

母が父に文句を言ってるところを

見た事はない

 

母はいつも父に対して

「黙る」と言う怒り方をしていた

 

私達の前では

言わなかっただけかも知れないけど…

 

母が怒る原因は

ギャンブルだったはず

 

 

 

なので父が暴れ出すきっかけが

当時はまったくわからなかった

 

 

始まりは

「ガッシャーン」と

何かが投げられて割れる

大きな音

 

 

そこから大暴れが始まる

 

 

そのたびに

私は母と一緒に

必死で父を止めに入った

 

 

私はいつも

「やめてーやめてー」

と泣き叫びながら

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

 

その頃

岡山では

トラック2台を持ち自営をしていた

 

母も父とトラックに乗り

一緒に働いていた

 

 

父が腰を悪くし

その仕事が続けられなくなったのをきっかけに

私が生まれた大阪に戻る事にしたのだとか

 

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

 

 

 

私が中学1年の夏

大阪に引っ越した

 

 

で、中学2年の6月

(中途半端な時期)

大阪内でもう一度引っ越し

両親は飲食業(喫茶スナック)を始めた

 

1階がお店で

2.3階が自宅

 

 

そこでも

暴れていた父

 

 

 

モーニングサービス用に

箱買いしていた生卵

 

それをリビングでぶちまけて

数十個の割れた卵やらなんやかんやを

泣きながら片付けた事もある

 

 

 

そんな風に

自宅でももちろん暴れていたけど

 

 

まだお客さんがいるお店でも

棚にあるグラス類なんかを

すべて叩き割った事がある

 

 

この頃になると

父が暴れ出すきっかけが

何となくわかるようになってた

 

 

その

お店で暴れた時は

夕方、父がひとりでお店担当の時間

 

 

母は朝7時半~17時(喫茶時間)

少し仮眠をして

20時~閉店(スナック時間)

働いていて

 

その母が仮眠の間に起きた事

 

 

いつもは暇な時間帯なのに

その日は忙しかったらしく

普段は使わないお皿が汚れていて

すぐに使えなかった・・・が

 

父の暴れた理由

 

 

 

誰かに何かを

言われたとかされたとかではなく

基本

自分の頭の中で何かにキレた時

 

 

父はそんな風に

突発的に暴れる

 

 

と思っていたんだけど・・・

 

 

弟たちが成長して

体力的に負ける身体の大きさになった頃から

 

 

父は

母や私のいる前でだけ

暴れるようになった

 

 

突発的?

 

タイミング

わかってて暴れてるやん

 

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

 

そんな後遺症からか

私は大人になってからも

どこからか大きな音がすると

身体が硬直し

しばらく動悸が治まらないようになってた

 

 

 

子供の頃の私にすれば

父のギャンブルよりも

 

この「暴れる」事の方が

大きな実害だった

 

 

 

ただこの後

私達兄弟が成長するにつれ

父のギャンブルの実害が及ぶようになって行った

 

 

 

そら

 

 

anprima

本間朋子