小さい頃から
漫画も含め
本はたくさん読んでた
結婚した時
本代だけはケチらずにいようと
思ったのを覚えてる
と言っても
買うのは基本文庫本だし
(価格と収納場所問題)
ブックオフで買う事も多かったし
19年前
乳がんの手術の為
人生初めての入院をした時
買ったばっかりの
宮本輝さんの文庫本を持って行った
す~っと物語に入り込ませる天才だと思ってる
宮本輝さんの本なのに
ページを開いても
まったく頭に入って来ず
私の心が
それどころではなかったって事かと
乳がんが確定してから手術までの
一ヶ月程
ずーっと
あ~
私、死ぬんだなぁ・・・
と思ってた
(そう思った理由は又今度)
入院中も
ずっとそう思ってたから
あの頃の精神状態は
うまく説明出来ないけど・・・
死ぬんじゃないか
って不安じゃなくて
死ぬんだ
と思ってる
恐怖や苦しさや絶望感
みたいな感じかな
で、話しは戻って
私はそれ以降
なぜか本が読めなくなった
もう途中から
自分が乳がんだった事さえ
忘れていたりするのに
とにかく読めないの
興味があった本は時々買うけど
最後まで読めた本は
今のところほぼない
集中できない
その本の世界に
入り込めない
なんでだろ?
ず~っと考えてたんだけど・・・
もしかしたら
死を考えた事で
インプット(=読書)
じゃなくて
アウトプット
したいと思ったのかも
何か
私が生きた証を残したい
みたいな・・・
って表現が
な~んか
カッコ付けすぎてて
カッコ悪いやん
そして・・・
乳がんから4年後に
アンプリマがオープン
元々手作り品のお店を出したいとか
何かのネットショップをしたいとか
思っていた訳じゃないのに
なんだかんだの流れに乗った結果が
アンプリマの誕生だったんだけど
振り返ってみると
それって
私の人生の中で
とてもとても大きな
アウトプット
になったのでした
anprima
本間朋子