前回の続きです。

コットから出たし、体重も退院目安の2300gを超えたものの、退院までの道筋はまだ遠く。

まだおっぱいを吸うパワーが充分では無く、胃にチューブを入れている。

たまに酸素値が下がるから、どでかいモニターをつけている。

この2つがクリアできないと退院できない。

で、ある週末。いつものように面会に来に行くと、チューブが無くなっていた。

さっぱりしたお顔。なんも付いてない顔、初めて見て、嬉かったデレデレ

そしてしばらくして、コットに脳波検査の予約票が貼られていた。

「お家の準備、できてる?」

看護師さんが声をかけてくれた。どうやら退院に向けての検査が始まるみたい。

またしばらくすると、どでかい心電図モニターが外れ、足につける小型モニターになっていたウインク

授乳しに行くのが、一気に楽ちんちゅー

そしてまたしばらくすると、コットに聴力検査とMRIの予約票が貼られていた。

いよいよ最終段階。

それは嬉しいけど、もし何かあればそれが見つかってしまう。それが怖かった。

私はピコちゃんの状態について、看護師さんやお医者さんに、自分から積極的に尋ねることはしなかった。何かあれば、言ってくれるだろうし、何より知るのが怖かった。

検査は当たり前だけど、避けられず。何か悪いところが見つかれば、向き合うしかない。

それからまた検索の日々が始まった。

「低体重児 脳 障害」
「低体重児 聴力」

そんな検索ばっかり。そして最悪の想像ばかりする。

そして、神頼みをする。

検索を無事にクリアして、退院できますように。

〜長くなったので、また今度〜