天元義勇共同任務□紡績工場で消える少女達8
義勇
(早く宇髄の所へ向かわねば!
鬼の頸が斬れなかった原因は
紡績工場の埃のせいで全集中の呼吸が上手く使えなかったからだ。)
義勇は鬼の所へ走って行った。
義勇
「水の呼吸 捌ノ型 滝壷」
義勇は屋根に穴を開けた。
義勇
「水の呼吸 拾ノ型 生生流転」
鬼
「血鬼術 哀糸豪竹」
天元
「音の呼吸 伍ノ型 鳴弦奏々」
鬼
「ぎゃあああ!」
男
「どうか娘を殺さないでくれ。
人を喰ったりなどしない。」
義勇
「人を大勢喰っただろう。
俺には分かる。
それはもうお前の娘ではない。
鬼となれば人の心など無い。
ただ人を喰うだけの化け物だ。
鬼を庇うのであればお前も敵とみなす。」
天元
「お前ちゃんと話せるじゃねぇか!
200人は喰っている音がする。」
男
「金なら払う。
だから見逃してくれ。」
天元
「俺はお前みたいなクズ親父を見ると反吐が出るんだよ。
どんなに苦しくても己の為に他人を苦しめてはいけねぇ。
我が子が人として正しい道を進めるように育てるのが親の努めだろ。
間違った道を進まされる子供の身になってみろよ。」
(俺の親父は俺たち子供を道具のようにしか扱わねぇクズ親父だった。)
男
「お前にはまだ子を思う父の気持ちが分からんのだ。」
天元
「他人の気持ちなんて分からないね。
分かれというのは奢りだ。
子を鬼にして人を喰わせる事は間違っている。
その事実があるだけだ。」
天元はお館様との会話を思い出した。
天元
「俺は親父のような人間にはなりたく無いんです。
しかし俺は親父を遺伝していて耳が良いのも親父譲りです。
否定しても否定しても血液の一滴まで似ているようです。
親父と過ごした過去は消すことが出来ません。」
産屋敷耀哉
「そうなんだね。
天元は強いから大丈夫だよ。
天元の人生は天元のものだから大丈夫だよ。」
天元
「お館様!
俺は俺として生き俺として死んでいけるよう一般人を守ります。」
産屋敷耀哉
「天元、ありがとう。」
鬼
「鬼殺隊は殺す!」
鬼は天元に襲いかかった。
天元
「親は選べねぇ。
地獄へ堕ちろ。
音の呼吸 壱ノ型 轟」
天元は鬼の頸を斬り落とした。
男
「紬!
紬!
生きるんだ!
永遠に!
置いていかないでくれ!」
天元
「歪んでるんだよ。
嫌いなんだよ。
間違った道へ進んで行く親子が。」
男
「そうだ無惨の所へ行こう!
助けて貰える!」
天元
「無惨だと!?
知ってること洗いざらい話な!
俺の拷問はキツイぜ!
そして俺は耳が良いから嘘は全て分かる。」
男
「娘の病気を治して貰っただけだ。
鬼殺隊は娘を殺した。」
一年前
老婆
「病の娘を助けたいか。
新月の夜、浅草寺に行け。
鬼舞辻と言う男が現れたなら弐千円渡せ。
どんな病も治癒してくれよう。」
浅草
男
「どうか娘の病を治して下さい!」
無惨
「もう病気にはならない。
君の名前は今日から結だ。
私の為に働いておいで。」
天元は隠達に事後処理を任せて立ち去った。
天元
「あー気分悪ぃわぁ。
朝になっちまったしな。
飯食いに行こうぜ。」
義勇
「ああ。」
ホワホワ
みんなで仲良く朝食を食べました♡
天元
「えっ?
冨岡が笑ってんじゃねぇか!
どんだけ鮭大根好きなんだよ!」
義勇さん♡お誕生日おめでとう♡
間に合わへんかったよ(笑)
しかも内容が天元様ばっかしや(笑)
ほんまは天元様生誕祭に上げたかったやつやけど書けず(笑)
昨日今日はめっちゃ急いで書いたよ♡
妄想は楽しいな♡