京都大や滋賀大など京滋の国公立9大学は27日までに、来年1月の大学入試センター試験「地歴・公民」と「理科」で、試験時間内に2科目を解答し、うち1科目で合否判定する場合、最初に解答した科目(第1解答科目)を用いることを決めた。 来年のセンター試験は、地歴と公民の2科目と理科全科目をそれぞれ同一時間帯で行い、1科目なら60分、2科目なら120分で解答する。2科目なら60分で最初の科目の解答を回収するが、最初の科目を捨て、120分すべてを1科目(第2解答科目)に集中する「抜け道」があり、国立大学協会が各大学に対応を要請した。 京大は「高得点の科目の成績を用いる」としていたが、この日、変更を発表した。東京大や名古屋大、九州大なども同じ対応を発表しており、国公立大が足並みをそろえる。
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