ここのところバタバタしていたので、ブログを放置気味で申し訳ございません。

記事が前後してしまいましたが、9日の長唄の会も、おかげさまでつつがなく終わりました。

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ご多用の中、遅い時間まで多くのお客様に聴いていただき、本当にありがとうございました。

もしも、このブログをご覧になって足をお運びくださった方がいらっしゃいましたら、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

拙い芸でございましたが、お越しくださったお客様に少しでも楽しんでいただけたのでしたら嬉しいです。

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私は今回、「勧進帳」の立唄をつとめさせていただきましたが、長唄の会では通常「中抜き、二上り抜き」といって、「士卒が運ぶ広台に白綾袴ひとかさね……いかなる天魔鬼神も恐れつびょうぞ見えにける」と「げにげにこれも心得たり……ああ悟られぬこそ浮世なれ」の部分は省略するんです。

が、今回は「二上り」ありでした。

「勧進帳」の二上りは、節も難しく間(ま)も取りにくいしで、お稽古の時はココが一番苦痛だったのですが、本番ではココが一番気分良く唄えました(笑)。

また、三味線の場合は、歌舞伎の時には演奏されない「滝流しの合方」というのが入ります。
流れ落ちる滝の音が音楽で見事に表現されており、聴きごたえのある合方です。

「滝流しの合方」が演奏されている間、唄はやることないのでじっと座っているのですが、完全に一聴衆の気持ちになって聴き入ってしまいました(笑)。

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トリの「勧進帳」の後、緞帳が途中まで降りて再び上がり、ご宗家・お家元からのご挨拶と、手締め(三本締め)が行われました。

我々「勧進帳」の出演者も、舞台の上からお客様と一緒に手締めができて、嬉しかったです。

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早いもので、4月ももう下旬。
もうすぐ大型連休ですね。

私は、明日24日(日)から、実家に帰省します。

前から予定していた帰省ですが、休暇とリモートワークを利用し、今回は少し長めに滞在する予定です。

地震のこともあり、実家の両親も落ち着かない日々を送っているかもしれないので、久々に一緒に過ごして、少しは安心してもらえるといいな……と思います。

まあ、私がいたところで、大して役に立つわけではありませんが、いないよりはマシだろうということで……。