2月6日(日)


来てくれていた私の夫は、新幹線で自宅に戻っていった。


今夜は、私は母の病室の居候~(笑)

夜10時、母が大好きなEXILEのTV放送がある。

めったにTVをつけない母だが、これだけは見るという。

母はベッド上に座り

「EXILE魂」を私も母と並んで観た。

母は、「キャ~EXILE大好き~!」な人だが・・・、う~~ん私は・・・わからん・・・・(^^;;;;



2月7日(月)


朝から母はまあまあ元気で、昼前には兄嫁さんも来て、

昼食に、兄嫁が買ってきたきゅうりの細巻きを、一切れ食べ、

のんびりした雰囲気で過ごしていた。

月曜日はアロマテラピーをしてくださる日で、母はこっている肩を

していただいて、とても気持ちがよかったそうだ。


作品展の成功を喜び、手毬やタペストリーなど何点かを選んで、

このホスピスに飾っていただくことにし、

受け取っていただいた。

寄贈して、ホッとしたのだろう・・・。



そして・・・・・。



母の個室はトイレがある。

ベッドをトイレ近くに寄せ、

スリッパを履かずに歩けるよう床にウレタンのジョイントカーペットを敷いていただいてあるので、

母は自分でベッドから降り、トイレドアの手すり等をつかまりながら、

自分で歩いてトイレに入って用を足せている。


この日午後もしっかり歩いてトイレに行き、そして硬さも良し、量もまずまずたっぷりの

いい便も2回でていた。

(母にとっては、便が出ることは喜びなのです・・・)



夕方5時、兄嫁と私の見ている前で、「トイレに行く」と言いながらベッドから起き上がった母・・・

「便をしたいから・・・」と言っているが、・・・・何か変・・・・


言葉はろれつが回っていない

目つきも焦点が定まっていない感じ

そして何より、行動が、

ベッドサイドの椅子をもうトイレと勘違いしているようで、まだトイレの中に入っていないのにパジャマのズボンとパンティをおろそうと し始めている・・・・


目撃した兄嫁と私は、あわててトイレの中に誘導・・・


認知症のような雰囲気にびっくりし、これは単に寝ぼけている・・・などではなく、

大変な事態が起きている・・・と直感。


兄嫁がトイレで母に寄り添い、

私は、目の前のステーションに駆け込むと幸い先生がおられたので、

すぐ説明するとともに、診て頂いた。


別室で先生か仰るには、

「いくつか可能性が考えられるが

そのひとつは、脳梗塞か何かが起きたかも・・・。

本人が不安を感じないように、対処していきましょう」