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2月4日・5日、大勢の方に来ていただいて、母の最後の個展を開催することができました。

花は、母が直接電話して好みのものを指定して注文し、届けていただきました。

知らない方からは、「何人さんの作品展ですか?」と聞かれ、「母一人の作品です」と答えると

「えっ~すごい作品の量ですね!!」と驚かれました。

実際、これは母の作品の一部で、私が急遽2日間で持ってくることができたものだけです。

ホールが広く美しいので、作品がとてもよく映えましたドキドキ


また、母の病気を知らない方は、とても元気そうにシャンとしている母に

「これから作品作りを教えてください」と

言ってくださっていました。


88歳のお姉さんが息子たちと会いに来てくれたり

母の実家から遠路駆け付けてくれて沢山写真を撮ってくれたり

女学校時代のお友達(つまり83歳)が、お一人で東京から新幹線で駆けつけてくださったり、

50年来のお友達と久しぶりの再会したり・・・。

母は生前葬を、自分で催したのだと思います。


ピアニストである長年の友人さんも来られたので、母は演奏をおねだりし、

楽譜もないから・・・と固辞されるのを、無理矢理にお願いしました。

母のリクエストは「娘(つまり私)が昔々弾いていたのが懐かしいので」と

「エリーゼのために」と「乙女の祈り」。

母のための即席の演奏会は、会場の雰囲気が実によくマッチしていて、

本当に本当に感動的で、

居合わせた誰しもが、涙を流して聞きいっていました。



2日間の開催時間中、ずっと会場に居て、全く元気にいっぱいのおしゃべりを楽しんでいました、


作品展を終えて、母は、幸せそうでした・・・


満足した母は、看護師さんに、「私は5日後に逝くわ~」と、言ったそうです。

いつも変なジョークばかり言っている母ですので、

本気だったのだか何だったのだか、私にはわかりません