ここのところ、仕事で文章を書く機会が増えています。文章を書く目的にはいろいろあります。私の場合、多いのは客観的にあるがままをたんたんと記録、報告書として状況を簡潔に記載する文章です。

最近増えているのは「読ませる文章」を期待される場面です。「先が気になる」とか「どきどきする」「考えさせる」のように、読者の関心を高めたり、感情を揺り動かしたりする文章。つまり「おもしろい」文章。私はこれがとっても苦手です。

読んで分かりやすく、見て美しく、読後に含蓄を感じてもらえるような文章が書けるようになりたいと思っています。でも、自分の文章を客観的に読むって難しい。書くことはもちろん、それを評価することすらも難しいんですよね。

「おもしろい」文章の勉強のためにもと小説やエッセイも読むこともあります。

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実は普段は文学にあまり触れないようにしています。いえ、好きは好きなんです。でも「苦手」。

というのも、文学に触れると感情の普段使わない部分を刺激されすぎて、ぼ~っとしてしまいます。こうなると通常の「仕事モード」や「お母さんモード」にスイッチを切り替えにくい。だから「好きだけど苦手」というわけです。

少女漫画に例えれば「ドキドキしすぎて普段の自分でいられないからイヤっ」と好きな男の子といることに戸惑う女の子みたいなものですね(笑)。

いつか仕事人でも母親でもない自分でいられるようになったら、文学作品をさんざん読んで過ごす時間も持ちたいものです。