「初めての妊娠」のような本には、妊婦が風邪をひいた場合のアドバイスとして

「妊娠中の薬に熟知している産婦人科でみてもらうとよい」

というようなことが書いてある場合が多い。



確かに、娘1を妊娠した6年前は風邪をひいて内科にいっても

「妊婦さんにお出しできる薬がないので、安静にしていてください」

なんて対応が普通にあった。



しかし、今では酒にだって妊婦への注意書きがある時代。

内科医といえど、妊婦に使える、使えないくらい判断できると思う。

・・・という確信をもった。



というのは、こういうわけだ。

妊娠11週頃から、つわりなのか、吐き気や空腹時の胃の痛み、胸焼けなどに悩まされ、

先月始めから風邪らしき咳と鼻水が止まらなかった。

朝がやたらと辛く、時折頭痛もする。



当初は検診に通っている産婦人科で不調を訴えた。

ここでは体温も測らず、喉をみることも聴診器をあてることもなく、咳止めと鼻炎止めの薬を処方された。

胃の不調については私が

「胃炎じゃないでしょうか」

といったので胃炎の薬もプラス。



この薬を5日間飲んだが、症状は一向によくならない。

何より困ったのが、妊婦に付き物の腹圧による尿漏れだ。

咳き込む度に少しずつもれるため、尿漏れシートを替えるための離席が30分おき・・・これは辛い。



大体、風邪なのかアレルギーなのか喘息なのかなど、原因もわからないのに症状を抑える薬を飲むだけで、はたしてよいのか?

と、いうわけで、今度は内科にでかけ、薬が適切かを尋ねてきた。



こちらでは熱を測り、喉を見て聴診器をあててもらった。当然?

そして血液検査もすることに。

炎症の程度と咳の原因(アレルギー性・風邪・その他菌など)が絞り込めるということだった。



で、出た結果が

「肺炎マイコプラズマによる炎症」

このまま咳が続けば、気管支炎や肺炎になっていたかもしれないそうだ。

風邪の咳とは違った薬による治療が必要だとか。

さらに貧血も判明。このごろ、体がだるかったのはそのせいか、と合点がいった。



今は妊娠中でも飲める薬を処方してもらい、会社は咳がおさまるまで休むことにした。

飲み続けている胃薬も効いてきて、吐き気や胸焼けもなくなった。



妊娠していると、不調を妊娠のせいだとおもい(本人も産婦人科医も)我慢するしかない、となりがちだ。

しかし、妊娠中だって、妊娠と関わりないどんな病気になるかはわからない。

そんなとき、普段、妊婦検診や婦人科系の病気しか見ていない医師で判断を誤ることもあるかもしれない。(あった)



「妊娠中に耐えられないような体調不良が続いたら、産科だけでなく内科も受診した方が絶対いい!

「健康なら妊娠なんて、そんな辛いものじゃないのよ」

と言っていた助産婦さん(娘1・2を取上げてもらった助産院の先生)の言葉を、体験をもって理解した。