統一教会を棄教し、リハビリブログを終えた2019年末から2020年前半までの間、これから私は統一教会のしがらみを抜け、自由に生きていこうという希望を抱いていた。
しかし、2020年末の現在の気持ちは、実は希望というよりも脱力感とでもいった方が良いものである。
その「脱力感」の内容は、現実の壁にぶつかった時の絶望の気持ちをいうものではない。その内容は、現実を受け入れて現実との折り合いをつけるといった時に抱く気持ちである。
こうした気持ちの変化とともに、私にとって「幸せ」とは何かという考え方も変化している。
棄教後の私は、「幸せ」とは自分の意思で今を生きて感じ取るものだと思っていた。
その考えが間違いだったとは今も思っていないが、もし今、幸せが何かと問われれば、私は今の自分に納得して生きることだと答えるであろう。
さて、間もなく2021年を迎える。今年の歩みを整理するために、自分の思いを綴っている。
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では、ピアノ演奏『匠』を聴きながら、さよなら。