あの夜、六本木の交差点で。

あの夜、六本木の交差点で。

交際四年目になる彼氏と、

ケンカしつつもラブラブでいたのに・・・

会社の忘年会の夜、

自分の意志とは関係なしに、

動き出す環境とココロ。



25歳の冬。

愛と理想と現実と打算と。



これからどうなる?

どうしよう。

どうすれば・・・

Amebaでブログを始めよう!

今更ですが、あけましておめでとうございます。

すっかり放置になってしまったこのブログ。

年末年始はなんだかバタバタしていて、

もう数年続けてる表のサイトですら半放置気味・・・。


あの夜、

年末年始の休みの長さに

気が遠くなりそうだったけれど、

もう休みがあけて、主任とも仕事で普通に会ってる。


・・・あの夜以前とは、何かが変わってる。


明日明後日は久々に家でゆっくり過ごすので、

順を追ってしっかり書いていきたいなと思ってます。

なんか、ダメかもしれない。


思った以上に、あの人の一挙一動を細かく覚えてる。


絶対からかわれてるだけだってわかってるのに、


なんでこんなに胸が苦しいんだろう・・・。




櫂と電話していると、正直辛い。


浮気なんて考えたこともなかったし、


ずっとこの人のそばにいるって昨日まで思っていたのに。




どうしよう。


好きになっちゃいけないって思ってるのに、


こんなに、こんなに、あの人のことで頭がいっぱいだよ・・・

タクシーで六本木へ。

予約した個室に入り、様子を伺っていると、


「深羽の席ここだから」


と、主任が自分の隣の椅子を引いたので、大人しくそれに従う。


レモンの浮いたフィンガーボールを指さして


「ほら、レモンのスープだよ」

「美味しいから飲んでみ?」


課長と2人でやたらからかってくる。


「なんですか?いじめるためにここに座らせたんですか?」

「や、いじめじゃないよ。ロックオンはしてるけどね」


飲ませて潰して楽しみたいだけなんだろうって、その時までは思ってた。


乾杯はビール。

あんまり好きじゃなくて、なかなか進まないでいたら、


「ビールあんまり好きじゃないんでしょ?俺飲んでやるって」


私が何も言えないでいるうちに、

薄く口紅がついてしまったグラスを取り、一気に飲み干す主任。


人の飲みかけとか平気なのかな?

間接キスじゃん・・・。


ぼんやりしているうちに、紹興酒がグラスに注がれる。


確か、昔、地元の中国料理店で飲んだ時、

意外と美味しいと思った記憶があるけれど・・・


「すっごい匂い」


その紹興酒がホットだったせいか、顔を近づけるとものすごい匂いで

なかなか口をつけることが出来ない。


「レモン頼んだから、それ入れると飲みやすくなるよ」


なかなかレモンはこなかったけれど、意を決して舐めてみる。

美味しいとは思わないけど、意外と平気。


「じゃ、そろそろいきますか、課長」

「もう?レモンくるまで待てって」

「レモンは2杯目からでいいじゃないですか」


主任と、課長の間で何かが始まる。

経理の人に聞いた話では、

いつも主任が、課長に浴びるほど飲ませて、潰して楽しんでるらしい。

今回は課長に加えて私もそのターゲットのようだけど・・・


「ほら、深羽も。乾杯したら残らずグラス開けろよ」

「え、そんな無茶な」


「かんぱーい!」


私が戸惑ってる間にも、課長と主任はイッキ飲みを始める。

場の雰囲気を壊せない私も、意を決して、グラスの紹興酒を飲み干す。


口中に残る強い香りに顔をしかめながらグラスを置いた時、

横から主任の声が聞こえた。


「お前、ほんとに全部飲んだんだ。

 可愛いな、惚れそうだよ」


さらっとそんなことを言えるあの人は、やっぱりろくでなしだと思う。

あの時、どんな顔でそんなことを言ったんだろう。

・・・見たかったな。

四年前の冬に、劇的な出会いをし、

当時付き合っていた恋人と別れ、付き合い始めた恋人。

燃えるように激しい恋はすぐに燃え尽きるかと予測されたが、

親友、家族、恋人と全てを兼ね備える理想の関係を築くことが出来た。


友人、家族、職場公認のラブラブカップル。

四月には同棲スタートの予定あり。


主任と同じく、若い頃は散々遊んできたモテ男。

未だに無意識に女の子を惑わせる癖あり。


最近、心身共に不安定気味。


会社の上司、32歳。

背も高くないし、顔も良くないが、

男からも女からも好かれる根っからの遊び人。

社内恋愛を経て、結婚したが、子供はまだナシ。

(奥様は、私の先輩にあたる。会ったことないけれど)

親が超都心にビルを所有しており、

そこに住んでいるお金持ち。


女癖はあまり良くなさそう。

ものすごい手慣れてるし・・・。

会社の忘年会のその日。

最近身体の調子が良くない私は、

適当に理由をつけて、お酒を飲まずにひっそり地味にやり過ごそうと思っていた。


「深羽、老酒飲める?」


いきなり声をかけてきた主任。


「老酒?」

「紹興酒のこと」


忘年会の会場は高級中国料理店。

お酒も、中国酒らしい。


「味覚的には大丈夫だったと思いますけど、最近体調が・・・」


「大丈夫だって。体調悪いのなんか気のせいだから。

 今日、お前、俺と課長の間の席だからな。楽しいぞー♪」


我が社の今年の新人は三人。

最年少で、いじりやすいキャラクターの私がターゲットにされるのは、

なんとなく想像はついていたけれど・・・


『新人は必ず一度は酔い潰される』という伝説は耳にしていたし、

主任は人に飲ませるのが好きでザルなのは良く知っていたし、

私は、とりあえずコンビニでドリンク剤を飲んで、忘年会に備えた。

人当たりの良さだけが取り柄の25歳女子。

一見明るく見えるが思考回路は暗い。

最近似てると言われた芸能人は田中麗奈だが、

動物各種に似てると言われるほうが圧倒的に多い。

(アザラシとか犬とかネコとか・・・)


2005年、今の会社に中途採用で入社。


現恋人である櫂と22歳の時に知り合い、

現在は家族・友人・会社公認での良いお付き合い。

春に同棲の予定だが、この件がどう影響するか・・・。


25歳冬。

年明けには付き合って四年目に突入した彼と

同棲を始める予定でいて。


何も迷いはなかったはずなのに、

あんな他愛もない軽口で、

どうしてこんなにココロが揺れてるんだろう。


昨日の夜から、ずっと、あの人の顔が、声が、

頭から離れなくなってる。

からかわれただけだって、わかってるのに。


そして、もう一人のあの人とした、

新年の約束。


会社は冬休み。

今はこうして一人で悩むことしか出来ないけれど・・・


何かが、確実に、変わっていってる。


私はどうすればいい?

これから、どうなってしまうの?




揺らぎ始めた気持ち。

誰にも言えない悩み。


こうして吐きだすことで、

楽になるのか、余計苦しむのか、それすらわからないけれど、

そろそろ抱えきれなくなったから、ここにこっそり吐きだしておこうと思う。


このブログ、三ヶ月後には、どうなってるんだろう?

何事もなく、削除されてれば、それが一番平和なのかな。