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父は若いころから歌手のアリスさんの大ファンだ。

しかし今は、テレビからアリスの曲が流れてくると

涙ぐみながら、すぐにチャンネルを替えてしまう。


母は12年前に旅立った。

亡くなる前、父と母は札幌で行われたアリスの

コンサートに2人で出かけて行った。

その時にはすでに余命宣告を受けており

父にとってはコンサートが辛く苦しい思い出となってしまったようだった。


母が旅立ってから数年経ったころ、

服やバッグを片付けて欲しいと父に頼まれ

整理をしに実家に帰った。


母がいつも持ち歩いていたバッグには

財布 ハンカチ ティッシュ

そしてアリスのコンサートの半券が入っていた。


あぁ、母にとっては、人生最期の最高に

楽しいデートだったんだな。

父の傷が癒えたときに、この半券を渡そう。

そう思い、母の持ち物はほとんど処分したが

このバッグは実家の押し入れにそっと保管をしておいた。


数ヶ月前、実家に帰ると、、、

バッグが 無い。


「オヤジ、バッグもしかして捨てた?」

「あぁ、だってあったって仕方ないしょ。捨てた。」


かあちゃん、ごめん。

かあちゃんの大切な思い出、オヤジに見せれなかったわ。

こうして、数年間にわたる、

私のオヤジへの秘密のミッションは

あっさりと幕を閉じた。

子供の頃は少し年上の子に憧れて

なんでもマネしたくなったりする。


従姉妹がインコを飼ったので、わたしも

猛烈に親にお願いし、インコを飼ってもらった。


我が家のリビングを自由に飛び回り、

息を吹きかけると毛を逆立てて激キレする

気の強いチェリちゃんは

数年間暴れ倒した後

静かに旅立った。


ある朝リビングに行くと、鳥籠の床に

静かに眠るチェリちゃん。


小学生だった私は号泣。

母は、「学校から帰ってきたら、庭にお墓を作ってあげよう」と私をなんとか学校へと向かわせた。


そして帰宅すると鳥籠もチェリちゃんの姿も跡形もなかった。


同居する明治生まれの祖父が

「鳥か?死んだら生ゴミだべ。

生ゴミで投げといたぞ」

※北海道では捨てることを投げるという


これがトラウマとなり、わたしは今だに

鳥柄のものを見つけると買ってしまう。

わたしなりのチェリへの弔いなのだ。

子供の頃、従姉妹の家で

青いセキセイインコを飼っていた。


「チーコちゃん」と命名いただいた

そのインコは、とてもよく言葉を覚えた。


「チコチコチコチコチーコちゃんっ!」

「めんこちゃんでしょぉー!」

などとご機嫌に話し、従姉妹の高い子供の声と

叔父の低い声の真似も使いこなす有様。


従姉妹の家では料理が得意な叔父が

日々のご飯作りを担っており、

食材を買って帰宅することが常だった。

そして、、、

帰宅時の叔父の口ぐせをチーコちゃんは

覚えてしまったのだ。


「安いから買ってきた。

やーーすいから買ってきた!」


大人になってから従姉妹は言った。

家に来たお客さんにチーコのアレを

聞かれるのが恥ずかしかった、、、と。