初めての電子書籍。

iPhoneのアプリで、評価が高かったため、購入。


これってどこまでがホントで、どこまでがウソなんだ?

というのが、まず最初の感想。


小説だから書ける事実というのが、少なからず含まれていると思う。


小説小説してなくて、すごくライトだったので、すぐに読めた。

スピード感があり、明るい内容。


何をやってもうまくいきそうなオーラを持っていた堀江氏と、

それに対し嫉妬心を持つ既得権益層。

その対立とともに、堀江氏の内面に触れられるような作品。


すごく、電子書籍に向いている。

最後の数ページで、何度も裏切られた。

もちろん、良い意味で。


読みながら、本当にうまい具合に思考(推理)を誘導される。


むしろ、何も考えないで読んだほうが、正解に辿り着くのかもしれない。


考えて、考えて、ページを捲ると、

よし!俺の推理当たってた!

と喜び、道尾秀介に勝った!

と思うのだが、次のページであっさり負ける。


いつも上の上を行く。

次の作品を、どうしても期待してしまう。

ハゲタカ以来、お気に入りの著者。


本屋のPOPに、「ハゲタカを超える代表作」とあった。

たしかに、ハゲタカよりアツい人間ドラマではあったが、

何せ原子力発電という、自分の未知の領域だったため、

ハゲタカほどぐっと入り込めなかった。


世界最大の原子力発電所を中国で動かす

というミッションを持った日本人と中国人の、

文化を超えた絆は胸を打った。


また、中国の裏文化に関しては、「これ本当?」

と思うくらい、ひどい内容に踏み込んで書いていた。

あとがきにもあったが、しっかりと取材をして書かれた作品なので、

物語はフィクションだが、文化などは事実に基づいているはずだ。

恐ろしい国だなと思う一方、

盲目的に作品に描かれた文化・風習を信じないようにしようとも思った。


やはり、自分で見た、聞いた、感じたことを信じなければ。

メディアに振り回されてはいけない。