エリート銀行員だった主人公が、
あるきっかけで会社を辞めざるを得ない状況になる。
転職先が見つからず、一旦タクシードライバーになる。
なぜ自分はこうなってしまったのか。
今までの人生の様々な岐路に思いを巡らし、
他の選択をしたらどれだけ幸せだっただろうか
もっと幸せになっていたはずだと思ってしまう。
昔の彼女、入りたかった出版社などの今を見に行くと、
みんな変わっている。
自分が昔の彼女と結婚しても、出版社に勤めたとしても、
本当に幸せだっただろうか。
今までしてきた選択は正しく、なんだかんだ今が一番幸せなのではないだろうか。
タクシードライバーの主人公のそんな心境の変化を描いた小説。
自分も、「あの時こうしていれば…」と思うことはよくある。
しかし、それは変えられない事実。
今を生きよう。
今を幸せだと感じよう。
なんだか読んでいてほっこりする作品だった。