黒海の旅、3日目の寄港はウクライナの港町、セヴァストポリでした。かつてのクリミア戦争の激戦地です。目が覚めると、私たちの船の窓の外にはロシアとウクライナの軍艦が停泊していました。
7キロにもわたる港を見ながら、潜水艦博物館へ。
旧ソ連軍が使っていた元・基地に入ることができます。水路の入り口はシェルターの役割を果たしただけあり、重厚な扉でした。工場好きの私にはたまらない廃墟っぷりです。
管の中に入ってみることもできます。狭いので太ったら通れません!
当時の基地の写真が飾られていたのですが、これは恐らくアメリカのスパイが撮影したもの。日本人の視点から見ると、クリミア戦争があったからこそ、欧州が東アジアに目を向ける余裕がなく、当時の日本に来たのはアメリカのペリー提督だけだったと言えます。
この日は、岸壁の上にある小さな洞窟教会を訪れて船に戻りました。
明日も素敵な一日をお過ごしください。