先日、映画「J・エドガー」を観て参りました。
事実は小説より奇なり、という、実話に基づいた内容。
クリント・イーストウッド監督。
ディカプリオが20代から70代までの
エドガー・フーバーを演じ切りました。
アメリカFBI初代長官であり、
48年もの間その座に君臨し続けたエドガー。
実に8代もの大統領に仕えた人物です。
本来権力者が変われば挿げ替えられるべき立場にありながら、
なぜFBIに居続けることができたのか。
その答えは大統領にまで対する
数々の恐喝の上に成り立ったものでした。
盗聴により、ケネディ、ルーズベルト大統領など
有力者の秘密を掌握する強引な手口を駆使する一方、
早くから指紋や科学的な証拠に注目し、
現在の科学捜査の礎を築きました。
そして、その輝かしい人生の裏には
母親による呪縛が隠れていました。
同性愛者、服装倒錯者である影の部分を持ち
恋人であるFBI副長官の男性との蜜月は
77歳にして現役で死ぬその日まで続くという衝撃の内容でした。
シニアの同性愛ものって初めて観たかも。
画像は実際のお二人。(右がエドガー・フーヴァー)
それにしても盗聴されたアメリカの大統領婦人たちの
秘密には驚くものがあります。
人々の弱みを納めたエドガーの作った秘密ファイル。
興味深い映画でした。
明日も素敵な一日をお過ごしください。