大好きな一眼カメラPENを販売しているオリンパス事件の全貌が少しずつ明らかになってきています。
ニュースを見て、ふ～んと思うことの多い毎日。
結構プロ、と思うのが、スキームの一部にスイスではなくリヒテンシュタインのプライベートバンク（LGT)を使ったこと。某証券会社出身の人がコンサルをしたそうです。
ちなみに「ストラクチャ」という言葉と比べて「スキーム」という単語は「悪意を持った策略」のようなニュアンスが濃いです。賢い人を「スマート」と言うのに対し、「クレバー」が狡猾というニュアンスを持つような感じです。
リヒテンシュタイン公国はスイスとオーストリアに隣接する小国。国民の人口（３万５０００人）より租税回避目的の海外法人の数のほうが多い、タックスヘイヴンです。
この国は一泊４万３０００ユーロ（５００万円弱）で国をまるごとレンタルし、自分の通貨さえ発行することができるそうです。写真はこの国のヴェンツェスラウス王子。ヨーロッパの王族で最もリッチと言われています。スーパーモデルが好きなんですって。
一昔前までまかり通っていた「飛ばし」をいまだに続けている企業は一部上場に何社あるのでしょうか。
個人では一銭の徳にもならないのにサラリーマン根性で不正に加担する日本のサラリーマンたち。いっそのこと、自ら飛ばしを名乗り出た企業には罪を軽くする条例を作ってしまえば適正な株価が出せるかもしれません。
明日も素敵な一日をお過ごしください。