元気に東京に帰ってきました。
今日は旅の楽しみ、奈良の「食」についてです。
はじまりは「せんとくん」のカプチーノから・・・
この、ほっこりとした笑顔！
発表された時には随分叩かれていましたが、
そんなに嫌かしら。
プロフィールに「性格：打たれ強い」と
書いてあって、涙をさそいます・・・。
奈良の食事では、笹の葉寿司はお約束で大好き。
奈良ホテルの茶粥も必ず食べます。
それから葛餅は奈良の吉野が有名ですね。
葛は「八十吉」さんが好きで、吉野本店は遠いので
私は京都御所の近く丸太町にある支店で
いただきます。
冷たい葛切りもおいしいですが、
こちらでのお勧めはあったかい葛餅。
葛餅の従来の概念を覆すやわらかさなのです。
つきたてのお餅、葛バージョンでやみつきに。
そして今回のハイライトは、イタリアン「イ・ルンガ」。
予約をしてから数日後に、奈良を含めた
ミシュランが発表され、やはり星を獲って
いらっしゃいました。
堀江シェフはイタリアに単身修行に出かけ、
日本人初のイタリア版ミシュランの星獲得者でも
いらっしゃいます。
東大寺大仏殿近くの、のれんをくぐると
美しいお庭のある邸宅が目の前に。
もともと個人のお宅をレストランにした、
幻想的なつくり。
堀江シェフは奈良に縁もゆかりもなかったのに
西麻布からこの地に移っていらっしゃいました。
落ち着いた店内。一体どうやって管理をしているのか、
担当者がずっと同じなわけではないのに
テンポよく完璧なサービスが提供されます。
びっくりするほどの味、組み合わせ、
素材、アイデア・・・それが、コースの一品一品
すべてで楽しめた、驚愕のディナーでした。
途中、堀江シェフ自ら、メニューの説明に
席を訪れていらっしゃいました。
帰りにも見送ってくださり、少しお話できたの
ですが、素敵なお人柄を感じました。
志賀直哉がかつて「奈良にうまいものなし」と
言いましたが、本当は
「奈良にうまいものあり」ですね。
明日も素敵な一日をお過ごしください。