最近、毎日の日課に「お水を買うこと」、が増えた人も多いのではないでしょうか。まだまだお水不足で、楽天などで探してもなかなか普通のお水は見つかりません。
先日、空手の型を教えてくれている10歳くらい年上の元気な女性と「お水、お店にないですよね・・・」という話をしていました。
彼女は大久保の大衆酒場がお気に入り。そこのマスターにお水ちょうだいと頼むと、「はいッ、大久保の水ッ!」と言って目の前で水道水を出してくれるよ~とのこと。なんだかそれを聞いて、何もかも吹っ切れました。
私の世代は、戦後を味わった世代とは違い、明日は今日より良くなるとの絶対の信頼が皆無な世代。それどころかデフレのなか、数年後には現在の年収を保守できているかも心細いものです。
バブルは自分が遊べる年になるととっくのとうにはじけ、就活は氷河期。年上の先輩ほど楽観的な気持ちになれず、つい小さくまとまってしまいます。そして「ゆとり世代」ほどの能天気さも、自己肯定感もない。
そんな「バブル以降ゆとり以前」の私たちには、思い返してみると「成功体験」というものを味わったことがないように思います。
人はケーススタディを一つずつこなして、自信や自己実現につなげていくもの。私は震災が起きて、ずっと続くはずだった見覚えのある明日が、もう来ないかもしれないことに気付きました。
日本中の連帯感がかつてないほどに高まったいま、真剣に国の行く末を考え、成功体験を積み重ねるチャンスなのではないかと思うのです。
明日も素敵な一日をお過ごしください。