終わりにしようって言って始めた2年前。
戻れなくなるほど愛してしまった。

彼はわたしの三つ下
婚約者と比べて、ないなこの人は。と思って一か月二か月。

向こうからサヨナラしたいと告げられて拒んだ四ヶ月目。

あなたを身体が求めてやまなくなった半年目。

あなたとの未来を考えだした一年目。

いつのまにあなたでわたしの中がいっぱいになってしまった。

今日の朝、あなたの横で朝が来たことを憎んだ。

わたしからあなたを奪っていってしまう朝なんてこなければいいのに。

眠る夜は夜のままもうすこし愛していてほしい。もうすこしわたしの横でお喋りしてよ。

スワロウテイルがふと流れて
わたしは、うわの空で別れを思った。