婚約者の寝息と
冷蔵庫の音

必要なものは揃っているのに、
私にはもう空気のようになってしまった。

転がるペットボトル
食べかけの雑炊

捨て忘れたごみ袋

空気だってなかったら生きていけないのに
どうしてそんな表現が生まれたんだろう。

いてもいなくてもどうでもいい
そんな相手のことを
空気のようなかんじって聞くことが多いけど。
空気ほど必要なものもないとおもうんだ。

そんなことを考える私も
結局彼のことを空気に扱ってしまう。

失って果たして生きていけるかは、
誰にもわからない。