あなたが奏歌うから
だれのこと歌ってるのか
わからなくなって
それがわたしだったらいいのにって
あなたに言わまいとしてた大好きをいった夜
こないだは
電車の扉が閉ま間際のきみの顔は
すこしだけ
なにか離れがたい顔をしていた気がしたの
それがとてつもなく愛しくて
切なかった
でも昨日はどうしてそんなに帰りたがるの
することなくても居たいと思わないの
気分屋の君には慣れてるつもりで慣れない
あなたがパソコンをカタカタいわせる姿思い出したの
ネイビーのゆるいニットきて
ジョガーパンツ履いて
わたしのうしろで
パソコンをたたいてた
もうすぐ一年だよ
あなたに恋に落ちるとわかって
あなたとすぐに別れを決めてから
一年が経つよ
大好きを何度も飲み込んで来たんだ
愛してるを
すこしだけもらったときは
そのままふたり違う世界へ消えてしまいたかった
きみから彼女にはできないと言われたときのこともしっかりと覚えている
わたしのことはどうでもよいのだということもはっきりと教えてくれた
身体の関係でお友達でいようとはっきりと言ってくれた。
その優しさがわたしをまた冷静にしてくれて、
きみを大嫌いになった春。
たくさんたくさんごまかして
たくさんたくさん
旅行にでかけた夏
奈良も福井も
三重も
わたしの車の鹿は
一人ぼっちで冬を越すんだ
いつのまにか
きみのことどうして愛してるの
いつのまにこんなに離れられない
あなたからかかってこないでと願いながら
声がききたくてたまらない
いまも
さよならをどの口が
どの顔に
言えるのかと
自信がないの