鍵持ってりゃ早く行く。早く行って掃除したい(笑)。という気持ちは、ここで働き始めた頃からずっと思っていた。汚い汚くないは関係ない。始まりに掃除しておくとなんとなく気が落ち着く。キレイ好きではないんだけど。まぁとにかく君が入る前に済ませておきたかっただけ。君は昨日の仕事で疲れているだろうし。でも疲れている理由が朝まで飲んでいたから、ならぶっ飛ばしてやろう、とは考えていた。



予想は的中。ま、僕は彼氏じゃないから、君の行動を制限はできないし、しないけどね。飲みの途中で帰りたかった、と言っていた。なら帰ればいいのに。流れに身を任せちゃうんだよな、君は。28日が心配(泣)



今日の僕はお気楽勤務dayだったから、のんびり居座ってしまった。長くしゃべった。でも。夜に電話するのは別の話。まさにデザートは別腹(笑)。



退社時間を誤ったんだよなぁ。君からいつ着信あってもいい状態にできなかった。こういうはすげー悔しい。君から『また明日キラキラ』メールが来たというか来てしまったというか。ごめんなさいとか書いてあって、『なんだ、一応悪いと思ってるのかぁ』とか思ってちょっと嬉しかったりするんだけど、今日は電話できないと最後通告されてるわけだから、やっぱり悔しい。とりあえず折り返してみるけど、やっぱダメだった。今日は、君の状況がイマイチ読めなかった。それもまた悔しい。ストーカーなんだからもっと君の状況を分かっていないといけないのに。
今日の仕事は本当にイヤだったんだろうけど、それでも何か獲得した君だけの情報があったんじゃないかと思う。もちろんさ、積極的にやりたい仕事じゃなかっただろうけど。居心地の悪い空間で自分を消費する感覚は絶対悪くないはず。そんな環境に身を置いた君が羨ましい。


こちらはまぁ、特に問題なくやれた、かな。あー、一年ぶりに味わう感覚だなって思ったよ。色々考えることもあったし。


でもこの仕事もやっぱり僕一人で積極的にやりたいとは思えなかったな(笑)



やっぱ君と二人がいい。













おつかれさま。
また明日会いに行くよ。
君がまだ働く気があるなら、僕も協力する気はある。冗談抜きでね。



だけどそう思うのはたぶん、お互い辞めるし、少し情緒的になっているから、だろうな。



君との仕事もあと2週間ってとこかな。君自身の仕事があと1ヶ月。バレンタインに連絡つかずに文句を言う彼との始まりだ(笑)。



決断ってのは何かを選んで何かを捨てること。前にも言ったね。僕は君が下した決断を全面的に尊重するよ。それがどんな決断であれね。だってそれが僕だし、君との関係だし。
2人での仕事のペースに慣れている。特に今日みたいに仕事がゆるーく途切れない日は、お互い手助けしながら、バランスを取り合いながら、仕事を分担している。だから基本的には2人での仕事は悪くない。



3人目が入ると少し戸惑う。3人目が入ることに慣れていないからだと、ずっと思っていた。けど違うな。君との時間を誰かに取られるのが単純にイヤだから戸惑うんだなって。正確にいえば、時間の奪われ方が納得行かないというか(笑)。僕が今日の同僚の立場なら、やることは手早く済ませて帰るし、そもそも最初から来ないだろう。まぁ、こないだみたいにイライラはしなかったけど。



彼を帰して、しばらく話をしてクールダウン。君がくれたチョコを一つずつ食べた。飲みに行くのはまた改めて。時間はないけど、かといって急いで行きたくはない。



先に退社。一服して電車に乗る。君が乗りそうな電車時間、僕の下車時間、君の下車時間、を調べる。たしかにストーカーだな(笑)。だけど僕はこうやって君のスキマを埋めてきた。君もスキマを埋められてきた。
仕事帰りの電話は、彼との電話中に2回も割り込んだみたいで。でも君はなぜか僕の電話を取ってくれた。彼との話を切るきっかけが欲しかったんだろうけど(笑)それにしても、そんなのははじめてだったから、逆にちょっと戸惑って、嬉しかった。でもたぶん、少なくとも今日は君も僕もお互いに話をしたかったんだと思う。



君とはじめてキスした場所を通り過ぎたとき、なんだか急にセンチメンタルな気分になった。昔の君と僕は、感傷の発生源として心の中に潜んでいるんだけど、もう何度も通っているこの場所で君の声を聞いたことで、その当時の君と僕の記憶が呼び戻された。もう二度とあの頃には戻れない、という大袈裟な思い、いや、あの頃だけではなく、失われた過去はどうあがいても永遠に手に入らない、という事実を突きつけられたんだと思う。


僕らに未来はあるんだろうか。そんなことは分からないよね。だけど僕は、3年前、1年前、昨日、そして今日と変わりなく、明日も君と未来を作っていこうと思う。
毎日顔合わせてるから、今日みたいに別の職場なのが非日常に感じる、そんな金曜日。

前はこれが日常だったんだよな。昼に電話して、仕事をどう上手く早めに終わらせて夜に電話する時間を確保するか、を考えながら仕事をしていたんだ。それは結果的にさ、計画的に仕事をこなすのに役に立っていたわけなんだけどね(笑)


今日は久しぶりにそんな気分で仕事してた、上司がミーティングに夜やってくると知らされるまではね(笑)。で、その時点で電話は一旦諦めた。ミーティングでは僕の現状と、そしてそれ以上に、君の重要性を説いた。君に対する個人的な思いを抜きにして思いを伝えるのはなかなか難しかったけど(笑)できるだけ丁寧に、正確に伝えた。

あぁ、僕もまた仕事を辞めるんだなぁ、って思った。現実的にね。






君の声を聞きたくなった。





とりあえず一度電話をかけたらつながった。まぁ割と重い話をしたことを知っている君は、僕の声が暗いことを気にしてくれた。ありがとう。でも声が枯れているだけだから大丈夫(笑)



退社してもう一度電話、30分くらい話したのかな。電車に乗る時間すら惜しいから、歩きながら電話した。寒かったけど、君と話しながら歩く道のりは、全然長く感じなかったな。



今日のミーティングは、自分のことよりもむしろ君のことを話したかな。僕はさ、自分のためだけには頑張れない精神構造の持ち主で(笑)君がいるから頑張れたし、それが結果的に自分のためにもなったと思う。




だからやっぱりありがとう、だね。
一足早いバレンタイン。
パッケージで選んだって。
君は言う。
たしかにかわいい。
ピンクのリボン。



本命ではない。
義理といえば義理。
でもちょっとちがう。
愛はちょっとある。
(と思いたい笑)
美味しいチョコを買いたい。
またはあげたい。
要はそんな相手。
愛だの恋だのは関係ない。



お互いそうだけど。
渡すとき素っ気ない。
どうやってやれば、
恥ずかしくないんだろ。でもなんか笑える。






今度一緒に食べよう。
ありがとう。
やるべきことはやる。君の仕事時間や負担は減らしたい。仕事は見つけて、やる。



だけど、今日は君に任せた。そこに僕が出て行くのはちょっとちがうかなあ、と。もちろん、君に別のやるべき業務があれば出て行ったけどね。



僕はあくまでサポート。君が職場の顔。看板。看板娘(笑)。僕の余計な使命感やエゴで、君のじゃまはしたくなかったからね。




でも、君を疲れさせてしまったことは確か。本当にお疲れさま。
仕事が終わったら、さっさと帰りたい、というか、会社は出たい、と思っている。



彼から電話が来たから帰ろうとすると、君は『いてもいいですよ』と言う。まぁラブラブな会話をしているワケじゃないことは想像つくけど(笑)それでも、他人の僕に話を聞かれるのはイヤじゃないのかなぁ。


ま、いっか。要するに待ってろ、ってコトだよな。前向きに考えると(笑)


だから、僕がYES・NOクイズを出して、君がNOを指差したときには、心の中で『どないやねん!』とツッコミを入れたことは言うまでもなく。待たせるのも悪いって気を遣わなくてもいいのにな。まぁ、そういうところでの気の小さい感じが好きなんだけどさ。


君と話をして遅くなるのも、君を待って遅くなるのも、僕にとっては変わらないんだから。



先に出て、駅のホームで電車待ちして、白いダウンの女が現れたときは、心の中で『どないやねん!』とツッコミを入れたことは言うまでもなく。2回目。それなら最初からYESを指差せ(笑)





おかげでプチサプライズをいただきました。ありがと。
君にメールして。
電話来るかなぁって。
待ってみる。



もうすぐ終わり。
だから一秒も無駄にしたくない。
仕事の後の話ね。



メールが届いた。
ギリギリ話せるか。
よく考えたら、
君だって疲れてて、
彼の電話の後で、
今電話しなくたって、
別にいいわけで。




それでも電話くれる。
僕を好きだから、
なーんて勘違いはしないよ。



その瞬間に、
電話しようと思う。
そんな相手だってことだよね。
僕も君も。











そして電話は突然切れる。