この部屋の片隅に 赤い灯りがぼんやりと点る
暖炉のように暖めてくれる場所
心に溜まった寒い心を癒してくれる空間
この部屋では 寒い旅人達がそれぞれ暖まっていた
誰もが部屋の片隅から動こうとはしない
赤い灯りは 音も無く気配も感じない
けれど そこに居る人々は誰もが知っている
長居すると火傷するぞ
誰にとも無く言う人は、此処の部屋の主だろうか
その表情には 激情に身を任せてきたのだろう
感情に流せれてきた日々が目に浮かぶ
僕は只の灯りでは無い 赤い灯りを見ながら
それまでの日々を走馬灯のように呼び覚ましていた
感情に流され続けて
全てを失いたくなった あの日々
苦しくて 苦くもあるけれど
何も感じなくなった 寒い旅の日々
どちらだけでも どちらが欠けても
僕が僕になれなかった日々
今は・・・悲しみを癒している所
この赤い灯りに感情を委ねるだけ・・・