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冴莉と息子のふたり暮らし

軽い精神遅滞のある息子と都内某所でのふたり暮らし。
そんな私はがんサバイバー、でも見た目は至って元気で
メチャクチャ前向きに生きてます。

 ステント挿入後、PET-CT を受けることになりました。
放射能を含んだ薬剤を使った核医学検査の一種で
薬剤を投与後、特殊なカメラで画像化する検査です。
 ブドウ糖の代謝状態を正しく捉えなくてはならないので
検査当日は水や緑茶以外の飲食を禁じられました。
 予約日は 4月12日、時間は 15時40分です。
当日はその 45分前までに着いてるように言われました(なんて中途半端!)


 入院以来ずっと絶食、点滴で生きていたので
絶食に問題はなかったですが
午後 3時過ぎまで水かお茶だけ、しかも初めて行く場所です。
有り得ないよと思いつつ、蚤の心臓の持ち主なので
「低血糖になったらどうしよう」なんてバカな心配をしたものです。
 そんなこんなで息子くんに半休を取ってついてってもらうことにしました。
電車とバスを使って 45分前ドンピシャ到着はありえませんから
1時間以上早く着いたと思います。
遅れに関しては厳しくて、場合によっては予約の取り直しと言われてました。



 受付が済んで奥へ通されると
すべて終わるのに 1時間半かかると言われました。
息子はムリに中で待つ必要はないということです。
出かけたいかと聞くとアッと言う間に消えました、退屈はヤだったみたいです。
 通路の向こうで年配のご夫婦が問診を受けてるのが見え ます。
仲のよさそうなご夫婦です、ちなみに私はボッチ(笑)
『次は私か~』なんて思いながら何となく見ているうちに呼ばれて
身長、体重などを聞かれて着替えると 550mlの
水のペットボトルを渡されました。。。。これサービス?



 その時、
「ジャージは履きますか?」と聞かれたんです。
 なんでジャージ?
疑り深い性格なので聞かれることの意味と意図がわからない時は返事しません。
「どうしてジャージなんですか?」
と、聞いたところ


「中、寒いんです」のひと言が!


 おぉ、納得!
放射性物質を扱うところですもんね。
万が一にも熱暴走などすることがあっては不味い!
納得、合点、腑に落ちた。
それに4月もまだ半ば前、言われれば確かに中は寒かったので
ジャージを借りることにしました。


 薬剤は投与する専用の場所があるようで、そちらに案内されました。
スタッフさんによると、そこまでで予定 5分前。
普通の感覚だったら前倒しで済ませちゃえばいいのにって思いますよね。
私ならそうしたくなっちゃうので。
 しかし、
「放射性薬剤なので投与時間には厳密な決まりがあるんです。
投与予定と実施時間にズレがあってはいけなくて、
何日の何時何分に性別が何、
お年がいくつで、身長体重がいくつの方にどれだけ投与したかが
キチンと合ってなくてはなりません。
準備が早く終わっても前倒しで投与することができないんです」
 当日最初の予約から、あれほど時間に厳しかったのには
そんなワケがあったのですね、遅れてはダメ、早いのもダメ。
時間通りに粛々と四角四面に進められて、もどかしいところもありました。
投与までの 2~3分スタッフのお姉さんと待ってるだけの時間は
全然間が持てませんでした。
 投与の瞬間、スタッフさんは子宮のあたりの小さなボードを当てていました。
放射性物質を透過させない鉛のボードですね、危険なお仕事。
例え微量でもあの女性は仕事のたびに照射を受けるんですよね。
身を挺して働いてくれるスタッフさんに感謝です。



 投与後、
パーテーションとドアで仕切られた休憩室のようなところへ案内されました。
薬剤が全身に行き渡るまで 1時間休めというのです。
 渡されたペットボトルの水は 1時間かけて飲み切るようにとも……。
あれ、サービスじゃなかったんだ(アホ)
ここが静か、おまけに寒い。。。。ジャージ借りててよかった(´∀`)
 この検査は意図的に室内を冷やしてる傾向があるので
仮に暑い時期だとしでもジャージは借りた方 がいいと思います。
借りるだけ借りて扱ったら履かなきゃいいだけですから。


 お水をたっぷり500ml以上飲んで待たされるワケなので
アレな心配も。。。。。そうトイレです。
休憩所には立派なトイレがもちろんありました。
しっかり飲んで検査開始 5分前には一度トイレに行っておくよう指示されます。
 検査は約 25分かけて CTを撮るんですがその前に恐ろしいひと言が……。
「検査中動いたら最初からやり直しです」

え、病院入るところから?(ンなアホな)



 それは言い過ぎでしょうが少なくとも薬剤投与、イヤ撮影開始からだよね (^^;)
どっちにしてもイヤですわ。
25分ジッと出来ても、トイレ近かったら困るじゃないの。
念には念を入れて 5分前に済ませて、
名前呼ばれたら、そこでさらに『もう 1回トイレ行かせて』って言おう。
 と、まあこんな決意で臨んだワケです。
しかし、これが、
このことが一生忘れない思い出を作ることになったんだけどね(遠い目)



ーつづくー