初めて、彼女と食事に出かけた。
2人きりで。
2.3日前から、彼女には時間を空けてもらえるように、
連絡はしていたけど、実際に会えるまで、期待してなかったのが事実。
2人きりだと、警戒させれてしまうような気もしたし、
他の予定が割り込んでしまうかもしれなかったから、
キャンセルさせれてもいいように、心の内には、クッションを用意しておいた。
夕方、彼女が仕事終わった後、連絡がついた。
直前まで、何人かで会うと思ってたらしい。
断られなかった理由は、それなのかな?とも思ったから、
事実がわかった時は、断られるかと思ってた。
でも、意外にも、彼女はそのまま、予定通り来てくれた。
彼女に初めて出会ってから、仕事以外で2人きりになる時間なんて、
今までなかったから、緊張してしまった。
本当は、チャンスだと思って、気持ちを伝えようとしてたけど、
今日は、純粋に彼女との時間を大事にしたいと思ったから、
俺の気持ちは、心の中にしまっておいた。
しばらく会ってなかったから、話は主にそれぞれの近況(仕事のこと)。
いろいろ伝えたくて仕方がなかったけど、
今日は、彼女の話を聞いているのが、心地よかった。
あまり、女性に楽しい時間を提供するのが得意ではないから、
彼女がどう思ってたかは、わからない。
とにかく、彼女と話がしたかった。
というより、彼女の声が聞きたかった。
テーブルを挟んで、彼女の向かい側に座り、
ずっと彼女を見ながら、声を聞いていた。
心地よい緊張感はあったけれど、
間違いなくあの時間は、彼女を独り占め出来た時間だった。
俺にとっては、今考えられる中で、一番贅沢な時間だった。
次があるかは、わからない。
でも、そう遠くないうちに、リトライしてみる。
今度は、少しずつ、気持ちを伝えていこうと思う。