彼女が店を去って、2日。


今でも普通に、『おはようございまーす!』と、


元気に店に入ってきそうな感じがして、


いまだに実感が沸かない。



でも、現実はちゃんと時を刻んでいて、


彼女がいなくなった日々を着々と進んでいる。



夕方、デスクワークをするために、


現場を離れて仕事していたら、不意に部屋の扉が開いた。



そこには、俺の好きな彼女の姿があった。


素でビックリして、でも、嬉しくて。


店で貸与していたユニフォームを返しにきたらしかったけど、


そのついでにちょっとしたお菓子とジュースを差し入れに持ってきて、


『みんなで食べて下さい』と置いていった。



でも、彼女らしいというか、


返しにきたはずのユニフォームを忘れて、差し入れだけ持ってきたらしい(^_^;)


相変わらずの彼女に、なぜかホッとした。



最後に渡した手紙も、『帰ってから読みます!』と言っていたから、


多分、読んでくれただろうけど、


その事には、今日は何も触れてこなかった。


俺も自分から切り出しづらくて、手紙の事は話を出さなかった。


ただ、手紙を読んで、俺の気持ちが半分でも1/3でも伝わったとして、


それでも変わりない彼女の笑顔が、なぜか嬉しかった。


もし、嫌だったら、2人で話しても、目も合わせてくれなかったかもしれないから。



そう考えると、嫌われてはいないのかなって。



来月に入って、会う機会があるだろうとは思っていたけど、


まさかこんなすぐに彼女に会えるなんて思ってもいなかったから、


動揺を隠せなかった。


彼女の目を見て話したい事はたくさんあったのに、


溜まっている仕事に視線を向け、気持ちを落ち着かせようと必死だった。


『やっぱり俺は、彼女が大好きなんだなぁ』と、揺るがない気持ちを再確認した。



彼女の笑顔を独り占めしたい。


独りよがりだけど、素直な気持ちで、心がいっぱいになった。



わずかな時間だけど、今日も彼女に会えてよかった。


心からそう思った。