一緒にいたい。


その気持ちだけが強くなってきて、バランス保つので精一杯。



彼女の事をもっと知りたい。


そう思って、一緒に食事でも行きたいけれど、


『ご飯食べに行こう』


その一言が、俺の口から出てこない。


出せない・・・と言った方が、正しいのかな。



昨年の初め、ちょっとしたチャンスがあって、


買い物に出掛けようと思ったことがあった。


俺なりに頑張って、買い物の約束をしようと思って誘ったんだけど、


その時の印象では、頑なに断られた。


あれから、一年以上経ってるから、


今、彼女の中では、俺がどんな存在かわからないけど、


前のことを思い出してしまうと、


誘いの言葉が口から出掛かったまま、外に出て行けない。



怖いんだろうね、きっと。


『また、断られるかもしれない。』


ふと、頭にそれがよぎってしまうから。



彼女の行動が、俺の気持ちに波風を立てる。


本人にしてみれば、自分のしたいことをしてるだけ。


昨日、夜、店にお客さんとして食べにきてたらしい。


俺は仕事上がりで事務所にいたから、


顔を見たくて挨拶に行こうかなと思ったけど、


男と一緒だと聞いて、行くのを止めた。


聞けば、もう一つのアルバイト先の先輩らしい。


彼氏ではないだろうけど、


彼女と2人きりで食事をしているという事実に、


情けないと思いながらも、嫉妬した。


先日の合コンもそう。



彼女と同じ空間で、食事が出来る、会話が出来る。


そういう立場に入れる男の存在が、素直に羨ましかった。



おれはまだ、その立場にいない。


行動できてないから、当たり前だけど。



今、誘えば、一緒に行ってくれるのか?


誘いたい願望と、以前断られた時のトラウマを思い返すと、


次の一歩が踏み出せない。



『当たって砕けろ。』


砕けたくないから、当たれない。



まだ、強さが足りない。