仕事でも恋愛でも、家族でも友人関係でも、


「伝えるというのは難しいことだ」とつくづく感じる。


伝える方(=話す方)は、一生懸命あれこれ説明しながら、


話すことも多いが、結構、的外れな例えを出したり、


わかりやすく伝えようと、かえって難しい言葉を使ってしまったり。


よく言われることだと思うけど、日本語は特に難しい言語だと思う。


外国語を喋れるわけではないが、単純に考えて、


英語や中国語といった他の外国語は、基本的に使う言語(?)が、


アルファベットや漢字といった、一つだけだと思うが、


日本語は、漢字、ひらがな、カタカナの3種類に加えて、同じカタカナでも、


日本ならではの造語や英語をそのまま解釈したものなど、


実に多くの種類を扱う国語だから。


もっと難しい外国語もあるかもしれないけど、よく知らないから、


ここで議論するつもりはない。


今いる会社は、会議を頻繁に行なっているが、


毎回、気になる点がある。


それは、やたらと『ビジネス用語』というか、『専門用語』というか、


まぁ、普段聞き慣れない言葉が、飛び交うことだ。


ちなみに、会議には何種類かあって、


俺が出席するのは、店長以外の社員が主となる会議。


高卒の新人や中途社員が多く、年齢もバラバラなので、


知識レベルでいうと、個人個人かなり差があるような気がする。


わかる人はいいが、そうでない社員もたくさんいるので、


あまり難しい言葉を使われても、意味がわからず、


言ってる事が伝わらないまま、会議が終了。


で、次回の会議で、事案の進捗確認をする際など、


「前回話したよな?」的なことを言われることもしばしば。


言葉を理解していない人に向かって、それを言ってもわかんないって。


挙句の果てに、


「知らない言葉が出てきたら、そのままにしないで聞くように」って、


最初からみんなにわかる言葉で、話せっての。


昔、勤めてた会社の会長が言ってた言葉だけど、


「本当にみんなに何かを伝えようとする時は、


 出来るだけ、わかりやすい、優しい言葉で話すべきだ」って。


「難しい言葉ばかりを話して、相手に理解を求めるのは、


 知ったかぶりや見栄を張ってる証拠だ」って。


要は、安っぽいプライドを振りかざして、


「お前はそんなこともわかんないの?」って人を見下げたい人達らしいよ。


同じレベルで、言葉の意味が通じれば、それでもいいんだろうけどさ。


昔、その話を聞いたときから、なるべく自分より年下の人や、


経験の浅い人達には、難しい言葉を使わないようにしようと決めてる。


それでも、知らないうちに使ってることがあるから、


言葉を選ぶって、簡単そうですごく難しい。


話術と言えるほどのものを持っているわけじゃないけど、


自分の内から出る言霊には、『力』があるから、


出来るだけ、その『力』をわかってもらえる言葉で伝えたい。


ほんの少しの気遣いで、相手に伝える印象も意味も違ってくる。



自分が話すことを、ちゃんと受け止めて欲しいから、


わかりやすい言葉で話すことの大切さを忘れないようにしたいと思う。