レメディのエッセンスについて | もひとつ銀河(銀河屋日記)

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京都府北部の丹後地方で民泊銀河屋を営みながら、
有機農業の学校事務員をしつつ、ホメオパスやってます。

 

こんにちは、もひとつ銀河です。

酷暑が続いており、

私の脳みその稼働効率は下がりっぱなしですが、

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

今年から銀河ゼミでは

ジョージ・ヴィソルカスの

『Essence of Materia Medica』

という本を毎月1つレメディ取り上げて

読む活動をしています。

 

7月はBryonia、

8月はAluminaやりますので、

よかったらホメオパス専用インスタ@galaxy_seminarフォローしてね。

 

 

この本には52個のレメディの

核となる特徴(=エッセンス)が

非常に鮮やかに記述されており、

英語も比較的平易です。

 

ホメオパシー初学者がポリクレストを

頭に叩き込むアンカー素材としても使えるし、

そんなに分厚い本でもないので、

ゼミ教材としては丁度いい📕

 

ただ、この「エッセンス」という概念は、

レメディの特徴のうち

特に精神感情的側面に強くフォーカスを当てた

ある種一面的なレメディ像にすぎません。

 

実際の臨床ではエッセンスだけでなく、

当然、身体症状も含めた全体像が大事になるので、

そこが合致しているかどうかを

よくよく確かめて処方を決める必要があります。

 

この点についてはどうも誤解されやすいらしく、

講義の中でヴィソルカス教授がよく

「そうじゃないんだけど・・・」

と嘆いておられますので、

今回は参考までに、

本人の言葉をご紹介したいと思います。

 

私が提唱したホメオパシーの概念に「エッセンス」というものがあります。

そこで私はレメディの精神や感情の状態に関する像を解説しましたが、

その結果どうなったかというと、

私がギリシャに帰国する頃には世界中の人々がエッセンスを根拠に、

エッセンスにだけ頼って処方をするようになってしまいました。
「ジョージがエッセンスだけで処方したらいいと言ったから」と言って・・・

しかし、それは誤解です。
私は書籍に書かれている情報よりも少しばかり多くのことをお伝えはしましたが、

精神的感情的症状だけに基づいて処方しなさいとは一度も言っていません。

皆さんは、いつだって可能な限り多くの症状を元にして、その全体像に基づき処方してください。

~Levels of Health講義より~

 

巨匠ホメオパス達は

過去にも色々な言葉を残しているし、

独自の概念やメソッドも受け継がれていたりするけど、

受け取る側がしっかりしてないと

全然上手く伝わってないことも多いんだろナァ・・・

 

謙虚に真面目に、

臨床が示してくれる実際の結果を

一番大切にしながら

学びを続けていきたいなと思いました。

 

★もひとつ銀河★

銀河ゼミ

ジョージ・ヴィソルカスのE-learningコース